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麻生太郎首相は10日 昼、総額2兆円の定額給付金の支給対象について「所得制限はすごく手間がかかる。法律がいるから面倒くさくなる。自発的に(辞退を)やってもらう方が簡単 ではないのか」と述べ、所得制限を設けず一定年収以上の高額所得者が自発的に受け取りを辞退できる方式が望ましいとの認識を表明した。官邸で記者団の質問 に答えた。
所得制限は法的措置が必要な上、市町村窓口などでの手続きも煩雑になり、大前提の2008年度内支給が困難になると判断したとみられる。
首相は「基本的に貧しい人にいくのがいい。必要がないなら取りに行かなくて結構だ。余った分はよそへ回せる」とも述べた。全国市長会長の佐竹敬久秋田市長が所得制限に難色を示したことに関しても「手間のかからない方法を採用するのが当然だ」と指摘した。
定額給付金について、首相は10月30日の記者会見で、全世帯に支給すると表明した。しかし11月4日には「豊かなところに出す必要はない」と所得制限の必要性に言及。6日には自発的辞退案に「いろいろな案を検討するのはいいことだ」と述べていた。
2008/11/10 13:49 【共同通信】
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