木曜日, 11月 20, 2008

日本郵政株売却を凍結、4社体制見直す可能性も…首相表明

読売新聞  2008年11月19日(水)22:07

 麻生首相は19日夜、日本郵政グループの株式売却について、「凍結した方がいい」と述べ、当面は見合わせる考えを表明した。

 政府の郵政民営化計画では、同グループのゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の金融2社の株式を2010年度にも上場し、17年9月末までに全株を売却する予定だが、世界的な株安や日本郵政の収益動向を見極める必要があると判断したものだ。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相の発言は、2010年度以降の売却凍結を明言したものではないが、郵政民営化の柱である株式売却の当面の凍結を表明したことは、与野党内の郵政民営化見直し議論にも影響を与えそうだ。

 首相は、「こんなに株が下がっている時に、しゃにむに売らなくちゃいけない話があるか。株は高くなった時に売るのが当たり前だ」と述べ、株式市場の低迷を売却凍結の理由に挙げた。

 その上で、「民間になった会社がもうかるような制度にもう1回考え直す必要がある」と指摘し、持ち株会社の日本郵政会社の傘下に、郵便局会社と郵 便事業会社に金融2社を加えた計4社を収める体制を見直す可能性もにじませた。ただ、「また国営化すると言う人がいるが、それは違う」とも述べた。

 日本郵政の西川善文社長も19日、自民党の会合に出席し、日本郵政グループの株式上場について、「今のような状況下では難しい」との見通しを示した。

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企業収益考えるのは当たり前の話だけど、国の安定を背景に、提供できたサービスがあったはずで、そこの劣化への危機感から、造反議員が出たんじゃなかったの? 小泉さんが折角流れ作って、社会主義的な論調は時代にそぐわないって結論が出たってのが、拠り所なんだろうけど、あの市場開放が齎した国外資本の流入が、100年に1度の経済危機を、対岸の火事でなくしたんだって自覚はあんのかな?
極論すれば、竹中さんの提唱する自由競争を核とする市場原理主義を推し進めようってなら、郵便株式会社が潰れて悪い理屈はないぞ!

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