民主党の小沢一郎代表は23日、NHKの報道番組に出演し、麻生太郎首相が臨時国会を延長しても平成20年度第2次補正予算案を今国会に提出しない考えを示したことについて「そんな国民を愚弄(ぐろう)した話はない。私たちは経済・金融対策の法案を延長国会に出そうかと検討している」と述べた。
民主党が中小企業対策やガソリン税の暫定税率撤廃、高速道路無料化など内需拡大につながる策を積極的に打ち出すことで、「政局より景気」を掲げながら2次補正提出を先送りする首相の矛盾を追及する方針を示したものだ。
小沢氏は、首相が2次補正提出見送りの理由を「小沢氏の発言は信用できない」と述べたことに関しては「私は『法案を常識的な審議(時間)で結論を出すよ うに代表の責任でやります』と申し上げた」と説明したうえで、「チンピラの言いがかりみたいな話で、首相としては情けない限りだ」と批判した。
さらに、「年末にかけて失業、倒産は増えていく。経済対策は何もしないというのなら、国民は『ばかにするな』と怒り、『こんな内閣なら辞めちまえ』と憤 る。麻生氏がいくら延命を図っても逃げ通せなくなる」と語り、早期の衆院解散・総選挙を求める世論も高まるとの見方を示した。
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手法に実現性があるか否か?よりも、年の瀬を前に、越せるか越せないか!?という状況に追い込まれている中小零細企業が山ほどある現実を、直視すべきだと思うけど、違うのかな?
こんなことやってる場合なのか!?とつくづく思う。
(時事通信) 11月24日(月) 12時18分
APEC首脳会議後、リマ市内で会見する麻生首相。補正予算案に関し「党首討論を何度も提案している。国会で堂々と議論することにやぶさかではない」と述べ、小沢民主党代表に党首討論に応じるよう求めた(23日)【EPA=時事】
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