火曜日, 12月 09, 2008

内閣支持率急落 麻生自民党は立ち直れるか


読売新聞2008年12月9日(火)01:42
 麻生首相と自民党にとって、きわめて厳しい事態である。
 読売新聞の12月世論調査で、麻生内閣の支持率が20・9%に低落した。前月の調査に比べると、ほぼ半分に減った。政権維持がおぼつかなくなる水準の数字だ。

 支持率急落の原因は、この1か月間の「麻生政治」にある。
 第一は、追加景気対策を盛り込む第2次補正予算案の延長国会への提出を見送ったことだ。
 第二は、定額給付金の所得制限をめぐる首相発言の揺らぎである。約2兆円の巨費を投じる政策で閣内不統一も露呈した。
 第三は、「医師は社会的常識が欠落している人が多い」といった首相の失言や、漢字の誤読だ。

 実際、今回の調査で国民の3人に2人は予算案提出先送りを「妥当ではない」とし、7割の人が定額給付金を評価していない。
 内閣を支持しない理由では、「首相に指導力がない」という回答が急増した。首相は、こうした国民の批判を深刻に受け止めなければならない。
 2009年度予算編成も税制改正も、今が正念場だ。首相がここで指導力を発揮できなければ、政権の立て直しは、ますます困難になるだろう。

 今回、自民党にとっても、ただならぬ結果が出ている。
 まず、政党支持率が、民主党に逆転された。福田前内閣以降、自民党は、政党支持率で第1党を譲ったことはなかった。
 次の衆院比例代表選で、どの政党に投票するかでも、民主党が自民党を大きく引き離した。麻生政権下では、初の逆転だ。
 いずれも、自民離れした層が民主党にシフトしているようだ。自民党への不信、不満の増大が背景にある。自民党に猛省を促す数字とみることもできるだろう。
 小選挙区比例代表並立制という現行選挙制度では、「党首力」がものをいう。首相と民主党の小沢代表とでは、どちらが首相にふさわしいかという質問で、今回、小沢氏が首相を初めて上回った。
 「選挙の顔」として期待していた「麻生人気」の低下に、自民党内には焦燥感が深まっている。首相や党執行部を批判したり、選挙対策に走って歳出圧力を強めたりする動きも出ている。

 しかし、首相を選んだのは、ほかならぬ自民党だ。その責任を棚上げしてはなるまい。金融危機下、当面なすべきは、首相とともに、有効な景気・雇用対策の立案と遂行に全力をあげることだろう。

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立ち直るとか立ち直らないとかって話なのかな?
反麻生名目でもイイから、政党超えて危機管理内閣でも早々に立ち上げることを、与野党ともに、真剣に考えるべきなんじゃないのか?
こんな話も信憑性ゼロだし....

自民幹部「来春、総裁選も」
産経新聞2008年12月7日(日)08:05
 自民党幹部は6日、麻生内閣の支持率がこのまま低迷し、来年の通常国会で平成21年度予算案と関連法案の審議が行き詰まった場合、政権が失速して来春に麻生太郎首相の退陣や民主党との「話し合い解散」、自民党総裁選があり得るとの見方を示した。自民党では石原伸晃幹事長代理が5日、「麻生政権はがけっぷち」と述べたばかり。
 この幹部は「予算案と法案を通すため野党との話し合い(解散)が成立するかもしれない」と述べた。
 さらに、平成13年4月に森喜朗首相(当時)の支持率低迷で、同年9月予定の党総裁選を前倒しして、新総裁に小泉純一郎氏を選出したことを指摘。「麻生首相が解散を打つとしても、総裁選で選挙の顔は別の人になることはあり得る。地方から『選挙が戦えない』といわれたら首相も考えるだろう」と、衆院選期間中の「総総分離(総理と総裁の分離)」にも言及した。


単なる選挙管理内閣に、政策云々する実力があったはずがない。

安倍、高村氏に協力要請=支持急落で首相経験者、派閥領袖回り-官房長官
時事通信2008年12月9日(火)02:30
 河村建夫官房長官は8日、都内で安倍晋三元首相、自民党高村派会長の高村正彦前外相と相次いで会談した。麻生内閣の支持率急落を受け、党内の「麻生離れ」が進むのを食い止めるのが狙い。今後、首相経験者や各派領袖を訪問し、政権運営に協力を求める。
 安倍氏との会談では、党内の「反麻生」の動きを抑える必要があるとの認識で一致。安倍氏は「中川秀直元幹事長らの社会保障に関する議員連盟には自 分も参加する。反麻生の動きではない」と強調した。高村氏は「発言がぶれないよう、麻生太郎首相は小泉(純一郎元首相)流にワンフレーズを通すべきだ」と 語った。

何かやっても、所詮付け焼刃....
しかも、コイツ等の動きって、全く国民向いてない。
この記事も馬鹿馬鹿しいとは思ったものの、分かり易いから載せとくか....。
小渕さんには悪いけど、あなたが選ばれたのは、確かに子どもを産んだからではありません。 あくまでも選挙に向けて、少しでも「見栄え」を良くしてみようと足掻いた結果に過ぎません。

公共事業必要訴え 首相 九州遊説
西日本新聞2008年12月8日(月)10:30
 麻生太郎首相は7日、熊本県天草市、熊本市内で演説し、2日間にわたった九州遊説を終えた。首相は「地方は企業が減り、仕事が減って疲弊している。『公 共事業は悪い』と半分に減らしたが、道路もいるし補修も必要。公共事業の大きさを考え直してもいいのではないか」と述べ、公共事業を含めた歳出拡大を通じ て地域振興に取り組む考えを示した。
  さらに「地方が自由に一番使える地方交付税を考えねばならん」とも述べ、来年度予算編成での地方交付税増額に重ねて意欲を強調。共同通信社の世論調査で内 閣支持率が25。5%まで急落したことも念頭に置いてか、「自民党は100点満点ではないかもしれないが、他の政党と比べてほしい」と支持を訴えた。
 首相はこの日、長崎県雲仙、島原両市も訪問。記者団に「地方は純粋な感じがする。現場で働く人も率直で『定額給付金も必ずやってください』と言われた。新聞を通した声とずいぶん違う」と述べた。
 一方、笹川尭自民党総務会長が小渕優子少子化担当相の入閣の理由を「子どもを産んだから」と発言したことについて、「子どもを産んだから大臣になったわけではない。指名した本人が言っている」と否定した。 (東京報道部・橋本裕充)

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こんなヤツ等!立ち直ってたまるか!

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