火曜日, 10月 28, 2008

「埋蔵金」流用を容認 財政審、財投特会巡り姿勢転換

言葉のお勉強したいだけなんだけど....。
「
2008年10月27日(月)21:46 Asahi.com
 与党が新総合経済対策で検討している特別会計の「埋蔵金」流用について、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は27日、「一時的な緊急処置」と の条件で容認する方針を固めた。「財政健全化のために借金返済に使うべきだ」としてきた従来の姿勢を転換した。財務省も流用に必要な法改正の検討を本格化 させる見通しだ。
 与党は、新経済対策の柱となる定額減税などの財源として、財政投融資特別会計の金利変動準備金3兆円や今後発生する運用益に目をつけている。ただ、準備金の余った分は国債償還に充てることが法律で決まっており、流用には法改正が必要になる。
 27日の財政審では、流用の是非を議論。「赤字国債の追加発行と変わらない」との慎重論もあったが、与党が流用を前提に検討していることもあり、経済情勢の悪化に対応する緊急処置として容認する方向になった。11月にもまとめる意見書に盛り込む。
 会合後に記者会見した財政審の西室泰三会長は「異常事態対応のためには、一時的には従来の基本線から外れてもやむを得ない」と述べた。ただ、与野党の中で浮上している準備金の必要水準を引き下げて流用額を大きくする案には反対する考えも示した。
 これまで財政審は財政健全化を重視する立場から、歳出削減路線や消費税増税の旗振り役になってきた。今回、「財政規律をゆがめる」との批判が根強い「埋 蔵金」の流用容認に転じたことで、新経済対策で「バラマキ色」の強い財政出動に歯止めがかからなくなるおそれもある。(五郎丸健一)

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特会「埋蔵金」流用を容認=緊急措置やむを得ず-財政審(時事通信) 10月27日 20:30

追加経済対策案、首相が指示 「住宅減税最大に」 地方には道路財源1兆円(産経新聞) 10月24日 08:05

住宅ローン減税の最大化や道路財源の地方への1兆円配分を指示=首相(トムソンロイター) 10月23日 23:02

定額減税の財源に「埋蔵金」転用を容認 与謝野経財相(朝日新聞) 10月21日 13:32

定額減税に埋蔵金流用検討 財政投融資特会から3兆円(朝日新聞) 10月16日 03:07
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何の話かと言えば....。

「
財政制度等審議会(ざいせいせいどとうしんぎかい)
 予算編成をはじめ、国の財政全般のあり方を検討する財務相の諮問機関。2001年の中央省庁再編に伴い、旧大蔵省にあった5つの審議会を統合して 発足した。有識者や経済界、労働界の代表など委員29人で構成し、現在の会長は貝塚啓明・中央大教授。個別の課題について審議する財政制度、財政投融資、 国家公務員共済組合、たばこ事業等、国有財産の5つの分科会がある。
 財務省の担当部局から意見を聞いたり、地方で公聴会を開くなどして、年2回、新年度予算の概算要求基準と財務省原案の決定前に財務相に建議(意見 書)を提出する。財務省は、建議のほか、経済財政諮問会議が12月上旬にまとめる「来年度予算編成の基本方針」なども踏まえ、12月下旬に来年度予算の財 務省原案を編成する。

平成20年7月1日現在
<委 員>
 池尾 和人 慶應義塾大学経済学部教授
 板垣 信幸  日本放送協会解説委員
 井堀 利宏 国立大学法人東京大学大学院経済学研究科教授
 岩崎 慶市 (株)産業経済新聞社論説副委員長
 江川 雅子 ハーバード・ビジネス・スクール日本リサーチ・センター長
 緒方 瑞穂 (社)日本不動産鑑定協会副会長
 勝俣 恒久 東京電力(株)取締役会長
 角 紀代恵 立教大学法学部教授
 黒川 和美 法政大学経済学部教授
 幸田 真音 作家
 河野 栄子 DIC(株)社外取締役
 残間 里江子 プロデューサー、(株)クリエイティブ・シニア代表取締役社長
 柴田 昌治 日本ガイシ(株)代表取締役会長
 髙木 剛 日本労働組合総連合会会長
 竹内 佐和子 国立大学法人京都大学工学研究科客員教授
 竹内 洋 弁護士
 竹中 ナミ (社福)プロップ・ステーション理事長
 田近 栄治 国立大学法人一橋大学大学院国際・公共政策大学院教授
○田中 直毅 経済評論家
 玉置 和宏 (株)毎日新聞社特別顧問
 寺田 千代乃 アートコーポレーション(株)代表取締役社長
 富田 俊基 中央大学法学部教授
 中林 美恵子 跡見学園女子大学マネジメント学部准教授
◎西室 泰三 (株)東京証券取引所グループ取締役会長兼代表執行役
 宮武 剛 目白大学大学院生涯福祉研究科教授
 宮原 賢次 住友商事(株)相談役
 村上 政博 国立大学法人一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授
 村田 泰夫 農林漁業金融公庫理事
 矢崎 義雄 (独)国立病院機構理事長
 吉野 直行 慶應義塾大学経済学部教授

(注)◎は会長、○は会長代理

」

月曜日, 10月 27, 2008

麻生首相の対策、「玉石混交」=モルガン・スタンレー証券のフェルドマン氏

「
2008年10月27日(月)18:30
 モルガン・スタンレー証 券マネージング・ディレクターのロバート・フェルドマン氏は27日、都内で開かれた内外情勢調査会の会合で講演し、麻生太郎首相が同日とりまとめを指示し た市場安定化策について、「政府が元気に動いていることを示している」と素早い対応を評価する一方、内容については「玉石混交」との見方を示した。

 フェルドマン氏は、首相が指示した対策のうち、銀行等保有株式取得機構による株再取得の検討について、「こういう時期だけに必要だろう」と指摘。また、公的資金注入枠の拡大も、「悪用を防ぐ道筋をつければ」有効な対策だと評価した。

 一方で、時価会計の運用緩和については、「企業会計に対する信頼を損なう」として反対の考えを明らかにした。また日本の銀行の自己資本比率については、株価がさらに下落しても、国際決済銀行(BIS)基準を下回るようなことはないと述べた。 
[時事通信社]

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ポールソンがゴリ押しした規制緩和が、米投資銀行の自己崩壊を招いた(ダイヤモンド・オンライン) 10月22日 09:15

Mスタンレーへの出資は予定通り、当局の認可待ち=三菱UFJ(トムソンロイター) 10月08日 17:30

三菱UFJの出資は順調、近く完了へ=M・スタンレー(トムソンロイター) 10月08日 09:01

三菱UFJとモルガン日本法人、合併検討 金融危機波及 国内証券、再編加速(産経新聞) 10月04日 08:05

モルガン日本法人が合併検討 三菱UFJ証券と(産経新聞) 10月03日 16:15
」

青色吐息のヤツから言われたかねぇや!って思うもののちゃんと追ってはおきたいね。
この辺分かり易いから載せとこう。

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緊急安定化策:総動員も空回り 昼に発表で「危機感薄い」

 東京市場の株価暴落を受け、政府・与党は27日、公的資金による金融機関への資本注入枠拡大などを柱とする「緊急市場安定化策」の骨格をまとめ た。同時に、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)も急激な円高に懸念を示す緊急共同声明を発表。政策総動員で「株安と円高の連鎖」に歯止めを掛け る姿勢を示した。しかし、中身は銀行保有株の買い取りや為替相場への口先介入など、かつて発動した市場対策の焼き直しばかり。発表後も株価は下げ止まら ず、政府高官ですら「期待通りの反応でない」(河村建夫官房長官)と嘆きの声を上げる。
 「株価の実体経済への影響は非常に大きい。いろんなことを考えてやらないといけない」。麻生太郎首相は27日、緊急安定化策のとりまとめ指示後、 こう強調した。しかし、市場対策は、取引開始前に打ち出して株価の底割れ防止を図るのが普通なのに、この日の発表は昼。かえって「危機感が薄い」との印象 を広げる結果になった。
 対策の実効性への疑問も少なくない。「金融機能強化法」改正案による公的資金投入枠を10兆円規模に広げることについて、「安易に申請すれば、市 場から経営不安視され、株を売り浴びせられる」(地銀幹部)として、注入を申請する金融機関がいくつあるかは不透明。また、「銀行等株式取得機構」と日銀 による銀行保有株の買い取り再開も、想定される購入総額が計1兆5000億円程度にとどまることから「株価下支え効果は薄い」(証券アナリスト)。米国発 の金融危機拡大で、手元資金確保を急ぐヘッジファンドなどの換金売りに対抗するだけの規模ではないからだ。さらに保有株売却には多額の処分損を覚悟しなけ ればならないことから、金融機関が取得機構の利用に二の足を踏む可能性もある。
 一方、G7の円高懸念の共同声明で、市場には「G7の円売りユーロ買い協調介入もあり得る」との観測が広がった。しかし、前週末24日の海外市場 で対ドルで1日7円、対ユーロで12円も円高に振れた流れを変えるには至っていない。円高、株安に有効な対応策を政府が打ち出せないまま、27日の日経平 均株価はバブル後最安値を更新して取引を終えた。【須佐美玲子、清水憲司】

◇ 高まる利下げ圧力
 急速な株安・円高が進行する中でも、日銀は利下げに慎重な姿勢を崩していない。ただ、米欧の中央銀行の追加利下げ観測が市場で高まっており、株安・円高がさらに進めば、日銀への利下げ圧力が高まりそうだ。
 27日に就任した山口広秀副総裁は会見で「現在の政策金利(年0.5%)は、日本の経済成長率や物価上昇率から見て極めて低い」と早期利下げに慎重な考えを繰り返した。
 日銀は「金融市場の混乱には潤沢な資金供給が有効」と判断しており、金融機関が日銀の当座預金に置いている資金に利息を付けて、資金供給の円滑化を図る措置を検討するなど、利下げ以外の対策の拡充に躍起だ。
 日銀は今月8日の米欧協調利下げに同調しなかった。利下げ余地が乏しく、日銀には「日本経済が一段と悪化した場合に備え、利下げカードを温存しておきたい」との思いも強い。
 だが、米連邦準備制度理事会(FRB)は28、29日に開く連邦公開市場委員会で追加利下げを決めるとの観測が広がっている。米欧が利下げすれば、日本との金利差が縮小し、円高圧力がさらに強まりかねない。
 株安・円高が一段と進むと、日本経済が後退色を強めるのは確実。市場では「景気後退リスクの高まりから、市場の圧力で日銀が利下げに追い込まれる可能性は増している」(みずほ証券の上野泰成氏)との見方が広がりつつある。【斉藤望】


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毎日新聞 2008年10月27日 21時40分(最終更新 10月27日 22時16分)
」

営業再開 選挙後の米国に新しい資本主義が?

「
フィナンシャル・タイムズ
(フィナンシャル・タイムズ 2008年10月15日初出 翻訳gooニュース)
クライヴ・クルック

1930年代以来最悪の金融危機が米国を本格的に襲った今年夏のずっと前から、米国はイデオロギーの変換期にさしか かっている様子だった。ジョージ・W・ブッシュ大統領の政権はひどく不人気だったし、アンチ自由貿易、アンチ・ビジネスの国民感情は高まっていたし、民 主・共和両党ともそれぞれ違うやり方で、こうした変化に対応していた。

ビル・クリントン前大統領と、民主党改革を掲げた新進気鋭の「ニュー・デモクラット」たちはその昔、自由市場重視でテクノクラート中心のリベラリズムを推 進した。しかし今年のバラク・オバマ民主党候補の選挙戦では、こうした市場重視型リベラリズムはすでに影を潜めている。米国の経済苦境が深まるにつれて、 「市場主義」というテーマは下火になったどころか、消えつくしてしまった。オバマ氏はもはや競争やインセンティブの重要性を呼びかけるよりも、「金持ちか ら富が下に滴り落ちる」仕組み重視の経済がいかに破綻したかを力説することになる。
共和党のジョン・マケイン候補も、オバマ氏に負けず劣らず、「ウォール街の強欲」を激しく批判している。ブッシュ政 権はその間、国内金融機関に総額2500億ドル(約26兆円)を投入(ポールソン財務長官はこの施策を「好ましくはない」が必要なものだと評価した)。 ブッシュ政権も、それまで表向きしがみついていた市場原理主義や規制緩和のお題目を、ついに諦めることになった。

これから先はどうなるのか? 今回の金融混乱は、一部の識者が指摘するように、いわゆる「アメリカ的」な資本主義そのものの終りを指し示すものなのか?  全体を見渡せばこれは、ありえないように思える。しかしそれでも、いわゆる「アメリカは特別な国」という発想は、かつてないほど激しく揺さぶられている。
金融危機がこれからさらに展開していく中で、誰が大統領になろうとも、米国金融は大変化するだろう。こう予測しても 問題はあるまい。規制強化された金融システムでは、体力が弱く破綻しつつある金融機関は、まだそれほど弱っていない金融機関に吸収されていく。監視監督の 仕組みは今までよりも簡潔で包括的なものとなり、権限は明確化され、監督当局の数は絞り込まれるだろう。

金融規制のルールそのものがどれだけ厄介なものになるかは、もっと予測が難しい。今回の金融破綻は「規制緩和」のせ いだとさかんに言われている。だからと言って、以前のような強い規制でがんじがらめの仕組みを、ただそのまま復活させればいいというものでもない。かつて 預金金利の上限を設定した「レギュレーションQ」を復活させようという声は聞こえてこないし、「グラス・スティーガル法」の復活を求める意見もない(銀行 の証券引受業務や株式の売買を禁止するなど、銀行業務と証券業務の分離を定めた同法がもしあったなら、バンク・オブ・アメリカによるメリル・リンチ買収 や、JPモルガン・チェースによるベア・スターンズ買収は、禁止されていたはずだ)。
今よりもっと優れた規制が必要なのは明らかだが、規制の仕組みを作り出すのは、これまでの歴史が示すように、難しい作業だ。「市場は間違う」と言ってみたところで、それは確かに正しいのだが、解決にはならないからだ。
いずれにしても、金融とは特別なものだ。金融規制に新たな姿勢で取り組むことそれ自体は、アメリカ式資本主義の終焉 を意味したりしない。危機がそこまで波及するには、もっと大きな変化が必要だ。たとえば経済全般における政府の役割が変化し、財政支出の規模や課税規模が 変化し、社会的なセーフティネットをどう提供すべきかという意識が変化し、富を再配分すべきかという意識が変化しなくてはならない。要するに、新たな社会 契約が必要なのだ。そんなことが果たして考えられるだろうか?

もちろんだ。大恐慌から生み出されたのは「ニューディール」という、新しい社会契約の形だった。今回も、同じような 展開をはなから度外視するのは愚か過ぎる。現在の危機は、政府による新たな介入をますます求めている。多くのエコノミストは、景気循環に対抗するために も、長期成長のきっかけを作るためにも、インフラ整備に支出すべきだと主張している。失業者が増え、国民の所得が減れば、社会の不平等に対する不満感がい や増すことになる。米国世論はかつてないほど、国民皆医療保険を支持するかもしれないし、たとえば高額所得者への増税をも支持するかもしれない。

こういう国民感情によって、アメリカ式資本主義は変身するかもしれないし、一気に終息して過去のものに成り果てるかもしれない。こういう国民感情があれば こそ、オバマ氏はおそらくホワイトハウス入りするのだろうし、連邦議会の民主党支配も、より強固なものになるのかもしれない。流れの勢いはあまりに強く、 そのため世論調査の専門家たちは、「地すべり的圧勝」の可能性さえ口にし始めた。ひょっとしたら、大統領の拒否権をも覆すことのできる、3分の2以上とい う圧倒多数を民主党が上院で確保するかもしれないと、そこまで言われ始めたのだ。
さらに現在の危機は、長期間かけて進行しつつある米国民の態度変化の方向性とも合致しているかもしれない。米国の世 論調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、「自分たちの国は持てる者と持たざる者とに分断されている」と考える米国民が、次第に増えているという。 米国がそうやって分断していると答える人は、1988年には約4分の1だった。それが2007年には、約半分に増えていた。同様に、1988年には約 60%の回答者が自分は「持てる者」だと答えていたのに対し、今回の金融危機が始まる前の2007年時点ですでに、自分は「持てる者」だと答える人は 45%に減っていた。
米国社会は分断されているという認識は高まりつつある。そして多くの人が、自分は損する側に立たされていると感じる ようになっている。この傾向は、共和党支持者でも民主党支持者でも同じだし、大学進学した人でもそうでない人でも同じだ。調査データをどう縦横斜めに切り 取っても同じで、老若男女すべてのグループでほとんどの人が、同じように感じているのだ。この期間、インフレ修正後の収入伸び率は(最富裕層を除いて)す べての所得グループにとって比較的鈍かった。これに加えて、多くの中流世帯にとって支出の大部分を占める医療費や大学の学費が急騰したことも、「自分たち の暮らし向きはなかなか良くならない」という多くの米国人の思いを増幅させた。

一方でこの間、主だった金融関係者(投資ファンドのパートナーやヘッジファンドのマネージャー、破綻しかかっている 銀行のCEOなどなど)の収入は驚くほど巨額になり、そのとてつもなさはさかんに報道され、そして「とんでもないことだ」と広く国民の怒りを買った。米財 務省が最初に提示した金融救済案は、ウォール街の大金持ち連中に緊急避難のパラシュートを提供するに等しいと見なされ、すさまじいまで世論の抵抗に遭っ た。それはまさに、国民の怒りを浮き彫りにする反応だった。どうやら今のアメリカ国民は、金融業界の巨人たちを確実に大いに苦しめるためなら自分たちが少 し苦しい思いをするのも厭わないと、そういう気持ちでいるらしい。こういう態度はアメリカ的というよりは、旧ソ連を彷彿とさせる。
専門家たちによると、ルーズベルト大統領の「ニュー・ディール」政策が、結果として米国に欧州型の社会主義を定着さ せることにならなかったのは、第2次世界大戦後の好景気の影響だという。戦後の好景気が実に多くの米国民に、生活レベル向上の機会を与えたからだと言われ ているのだ。生産力は急激に拡大し、その恩恵を多くの国民が共有した。高等教育も急激に広まり、それに伴い生まれた優れた労働力とあいまって、「チャン ス」というアメリカン・ドリームの維持に貢献した。ほとんどの人は自分の生活レベルがどんどん良くなっていくのを実感し、自分の子供たちは自分よりもさら に良い暮らしができるはずだと、根拠をもって確信していた。

そんな時代は、もう終った。生活レベルは横ばいを続けている。次の10年間で、労働市場を去っていく大卒者の数が、新たに労働市場に入っていく大卒者の数を上回ることになる。米国経済の流動性は今でもすでに、多くの欧州諸国を下回っている。

こうした諸々のことは、住宅市場の低迷とその後に続いた金融危機が起きる前から進行していた。そしてその上に重なる ようにして、住宅市場が破綻し金融危機が起きて、ほとんどの米中流世帯の預金(ほとんどの場合は住宅担保ローンという形をとっていた)が危うくなり、 ウォール街の「強欲は良いことだ」と唱える商人たちを救済するために7000億ドルものの命綱を投げてやる羽目になった。こういう状況で、新たな社会契約 などありうるのかって? もちろんだ(You bet)。

にもかかわらず、反対方向へと強力に押し出す力もある。ピュー・リサーチ・センターを始め、過去数年にわたる複数の 調査結果は一貫して「欧州市民よりも米市民の方が、自分の経済的失敗やその他の失敗は、社会の責任ではなく個人の責任だと捉えがちだ」という傾向を示して いる。これは未だにそうらしい。経済的成功のチャンスと言うアメリカン・ドリームが消え失せつつあっても、「個人の責任」を重視する姿勢は変わらず強固 だ。というよりもむしろ、そういう傾向があるからこそ、金融救済案に国民があれだけ反発した理由がよく分かる。多くのアメリカ人は、救済に値しないウォー ル・ストリートの住人に怒っているだけではなく、救済に値しないメーン・ストリート(金融業界以外の一般市民)にも向けられているのだから(「私は、返済 できる範囲内の住宅ローンしか借りなかった。借金しすぎた連中を、どうして私が助けてやらなきゃならないんだ」)。
「社会民主主義のアメリカ」に向かおうとする流れをせきとめる、もうひとつの大きな要素は、財政だ。ブッシュ政権の 遺産のひとつに、構造的な財政赤字がある。社会保障年金やメディケア(高齢者向け医療保険)のコストなど、長期的に財政を圧迫する諸問題は、途方もなく大 きい。さらに短期的には、景気後退のせいで税基盤が縮小するため、歳入を超えた歳出を重ねてしまうことになる。そしてさらにその上に、金融機関救済の費用 がかかるというわけだ。

現行の金融救済パッケージのコストは、7000億ドル以下に抑えられそうだ。財務省が買い上げた資産や証券からの払 い戻しによって、いくらかは回収できると期待されているからだ。しかしそれでも、かかるコストは巨大な額になるだろう。利益が回収できるようになるまでの 間、救済策の費用は全部支払わなくてはならないし、そもそも現行の救済策は第一陣に過ぎないのだ。来年早々にも追加刺激策が導入されるだろうし、銀行の資 本再構成やその他の危機管理施策がさらに必要だとなれば、現時点で予定されている以上の費用がさらにかかるだろう。

こうしたことに加えて、もしオバマ政権が発足するとなれば、金のかかる大規模な政府事業の計画をたくさん抱えてホワイトハウスに乗り込んでいくことにな る。安い大学の学費実現、学校予算の拡大、最新の電力供給網など新しいインフラ整備、化石燃料以外の代替燃料支援、ほぼ皆国民に近い医療保険制度の実現な どだ。最初の大統領討論会で、司会はオバマ氏に繰り返し、これまで公約してきたこうした新規事業のうち、金融危機によってどれを諦めなくてはならないかと 質問していた。オバマ氏は、明確に答えようとしなかった。ただ目標を繰り返しただけだった。(その後に討論会に臨んだ副大統領候補のジョー・バイデン上院 議員の方が、もう少しはっきりとこの質問に答えていた。バイデン候補は、対外援助を削減することになるかもしれないと述べていた)。オバマ氏はいまだに、 勤労世帯の95%には減税を実施すると約束している。
エコノミストの多くは、こうした施策は新しい短期的な景気刺激策と平行して、全て実施すべきだと指摘する。必要なの は需要拡大であって、だとすると、インフラ整備の投資に主眼を置いた新しい「ニュー・ディール」の必要性は否応なしに高まっているというのが、彼らエコノ ミストの主張だ。
インフラ整備事業の立案と実行には何年もかかることがあるので、景気循環への対抗策としてはめったに使われない。し かし今回は違うと、多くの専門家が言う。費用効率の高い優れた事業計画があちこちの州で、予算不足のせいで実施されずにいる。連邦政府から資金提供があれ ば、いくつもの優れた投資計画がただちに動き始める。そしてもし米国経済の景気後退が長引くのならば、公的資金の支払いによって何年かにわたって国民に雇 用を提供する計画は、対応策としてふさわしいものと言えるかもしれない。
しかしこれほどの巨額借金を必要とする事業に、世界の金融市場は拒否感を示すかもしれない。これは次の米政権の懸案 となるだろう。来年の米財政赤字は、1兆ドルを大幅に超える見通しだ。次の大統領がこれをまるで気にしていないわけもないだろうし、次の大統領は遅ればせ ながらでも、長期的な財政バランス回復のためにやる気を市場に示すことだろう。もしそうならなかったら、逆に驚くべきことだ。次の大統領は当然のことなが ら、色々な新規事業に支出したいと思っても、支出意欲を抑制せざるを得なくなるはずだ。
しかし最終的に歴史の評価を分けるのはほかのどの事業でもなく、医療保険改革の成否に尽きるのかもしれない。最新の 電力供給網の確立などといったインフラ整備事業は、最初の「ニュー・ディール」と似ているし、それぞれに意味のある投資事業だろう。けれどもアメリカにお ける資本主義の性質そのものを変えてしまうほどの影響はないかもしれないのだ。その一方で、もしもオバマ氏が当選したとして、財政圧力やその他の懸案事項 をおいてでも、彼が強い意志を持って、国民皆保険にほぼ等しい制度を実現したとする。そしてこれがさらに、(オバマ氏の想定どおりに)完全な皆保険制度へ と発展したとする。
これはアメリカ社会において、とてつもない変化だ。社会保障(ソーシャル・セキュリティー)年金制度が作られたとき と同じくらいの、大変化だ。国民皆保険が米国で実現されれば、社会保障の整備具合において米国と欧州の落差はほとんどなくなる。そして国民保険制度の長期 的なコストが国の財政にどう影響するかを考えれば、米国と欧州の税率ギャップもやがてほとんどなくなるかもしれない。

それでもアメリカの資本主義は、その特色を失うことはないだろう。アメリカ式資本主義というのは、競争意欲や創意工 夫の精神から生まれ出る。そしてアメリカという骨身に刻みこまれているかのような、ひたむきな勤勉の精神から湧き出るものだ。こうした意欲が、アメリカの 資本主義の特徴なのだ。

しかし今回の危機の結果、強力で意欲的なオバマ政権が誕生し、民主等優位な連邦議会が成立し、それによって野党の反対という従来の抑制が取り払われるのな ら、そこから大規模な医療保険改革が実現し、それがきっかけとなってアメリカ社会は大変身を遂げるかもしれない。今回の経済危機がもたらす最大で持続的な 変化とは、もしかしたらこういう形での社会の変化となるのかもしれない。アメリカは新しい社会契約を結ぶことになる。その結果アメリカは、それほど特別でもなければ特殊でもない国となるだろう。


」 アメリカの面白味が消えるってコト?

課題・・・過大!?

渋沢栄一なんて「帝都物語」の登場人物の一人程度の認識しかないんだけど....。
「
Rongo and Soroban Now!

2008年10月24日 金曜日 渋澤健

 Centuries before the calculator, before the PC spreadsheet, there was the “Abacus.” It is a calculating tool that is constructed as a wooden frame with counting beads that slide on a series of thin rods. In Japan, it is known as “Soroban,” and said to be imported from China around 1600, during the early Edo Period.

 The Edo Period, also known as the Tokugawa Period (1603 to 1868) was 270 years of political stability, basically untouched by forces from the outside world, and thus an era of cultural, social and economical self-development for Japan. The teachings of Confucius -- that social order is attained through virtue and benevolent humanity -- flourished among the ruling warrior class during this period and became the intellectual foundation in Japan.

 Confucius was an ancient Chinese philosopher, whose teachings are said to have reached Japan via Korea around year 300 AD. The “Analects” of his teachings, known as “Rongo” in Japan, were written by his disciples, and passed down through the centuries for about 2500 years as universal wisdom of humankind.

 The end of the Edo period in 1868 to the early 20th century marked an era of extraordinary growth marked by emergence of feudal Japan as a world class economic power. With the victory in the Russo-Japanese War (1904-05), Japan also emerged as a military power, which had been dominated exclusively by the West. The period known as Meiji Restoration was full of vibrant innovators that marked this era with incredible achievements, and was a major turning point in Japanese history.

 One such innovator was Eiichi Shibusawa. Born in 1840 into a well-to-do agricultural merchant household in what is now Saitama Prefecture just north of Tokyo. He is often referred to as the leading industrialist during the Meiji Restoration, and most well known as the man who established the first bank in Japan.

 Some also call him the “father of Japanese capitalism,” as he was also one of the first in the country to recognize the merits of the shareholder system. He was also rightfully the first and most prolific venture capitalist in Japan, as historical researchers estimate that he was involved in the establishment of about 500 business enterprises. He was also a committed philanthropist, involved in the management and financial support of some 600 social enterprises. He also lived till a ripe age of 91 years old.

 How was Eiichi Shibusawa able to maintain such breath and depth in his activities? He was a firm believer that “Rongo,” representing ethical humanism, and “Soroban,” representing economical activities, seemingly at opposite ends of the spectrum, were actually in accord.

 It was not just about doing good. Nor was it just about making money. Both “Rongo” and “Soroban” were equally necessary. Necessary for sustainability of well-being.

 Being deft on the “Soroban” may fatten one’s wallet. But if that individual is short on virtue, then that wealth he earned may not be sustainable. Equally, just reading “Rongo” may heighten your self-being, but if that individual is short on the economics, then there is nothing there for him to sustain.

 Therefore, Eiichi Shibusawa strongly believed that both “Rongo and Soroban need to be in accord” for that individual and society to flourish and be sustainable.

 This new column hopes to bring light the “analects” of Eiichi Shibusawa to the modern age, not to dwell on past glories, but rather to explore whether his thinking can be applied to this present age, so that our future generations can flourish.

 Confucius says, “On-Ko-Chi-Shin.” Look to the past, for new innovations today.

」

とても自身和訳可能だなんて思っていないものの....。


菅・鳩山夫人、巣鴨に繰り出す=衆院選へ民主売り込み

どっちもどっちだな....。
「
時事通信2008年10月26日(日)18:30
 民主党の菅直人代表代行夫人の伸子さん、鳩山由紀夫幹事長夫人の幸さんらが26日、「おばあちゃんの原宿」で知られる東京・巣鴨に繰り出し、衆院選に向けて同党への支持を訴えた。

 羽田孜元首相夫人の綏子さんも参加し、3人はかっぽう着姿で街頭演説し、商店街を練り歩いた。途中、買い物客から「バスの本数が減って困っている」と声を掛けられると、綏子さんは「そういう小さな声を政策に生かす政治をしないと」と応じた。

 その後、商店街の一角に設けられた党都連の臨時出張所「おばあのお茶の間サロン」に移り、有権者と懇談。「無駄遣いをなくして」などの声に耳を傾け、「上(首相)だけ代えてもだめ。(衆院選で)ばっさりやらないと」(幸さん)、「内閣ではなく財務省が予算を決めている。民主党にやらせてみて」(伸子さん)と、民主党を売り込んでいた。 

■関連ニュース
」

日曜日, 10月 26, 2008

【本社・FNN世論調査】党首比較、麻生氏が“完勝” 小沢氏は不人気?

「
2008年9月27日(土)08:15  「指導力」など6項目で麻生首相と小沢代表のどちらが優れているか聞いたが、全項目で麻生氏が上回り、内閣支持率とは裏腹に、麻生人気の高さが示された。

 「指導力」は、小沢氏が麻生首相に最も迫った項目だが、それでも2人の差は約10ポイント。民主党支持層でも2割が「麻生氏に指導力あり」と答えている。

 「演説のうまさ」では首相が小沢氏の3倍以上の支持を集めた。無党派層の約7割、民主党支持者でも6割超が麻生氏を選択した。共産党支持層でも半数近くは「麻生氏は演説がうまい」としており、小沢氏の演説力は評判が悪い。

 民主党の政治姿勢に好感が持てると答えた人が45・2%と、自民党の36・0%を上回るなど、調査では随所に民主への期待感が出ているが、「小沢首相」という具体的なリーダー像には結び付いていない。

 特に無党派層の評判が芳しくない。麻生氏と小沢氏で「どちらが首相にふさわしいか」を尋ねたが、無党派層の44・9%が麻生氏を選んだのと対照的に、小沢氏を選んだ無党派層は18・9%にとどまった。

」

やっぱり、この国の国民は、麻生と心中すりゃイイんだ....。

「経済対策が優先」/座間で甘利行革相

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2008/10/26 神奈川新聞

 甘利明行政改革担当相は二十六日、座間市内で開いた国政報告会で衆院解散について触れ「先般、総理とお会いした。株安が株安を生む金融不安の状況であり、 不安を払拭(ふっしょく)するのが一番必要と申し上げた」と述べ、早期解散よりも経済対策を優先すべきだとする姿勢を強調した。

 早期解散か先延ばしかを麻生太郎首相が決断する時期については「遅くとも来月上旬までには決まると思う」と話した。

」

甘利ってオッサンが神奈川選出の議員だって、この記事見るまで知らなかった訳だけど、知ったからってどうという話でもなさそうだ。前座としては「あり」だったかな?

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首相は若者、民主は高齢者 「弱点」世代へ街宣活動


 東京・秋葉原での街頭演説で聴衆に手を振る麻生首相=26日午後5時1分

  麻生太郎首相(自民党総裁)は26日、若者が集まる東京・秋葉原で首相就任後初の街頭演説に立った。一方、民主党は高齢者に人気の東京・巣鴨で街宣活動を 展開。衆院選をにらみ、両党がそれぞれ「弱点」とされる世代への浸透を競い合った形だ。首相は早期の衆院解散に慎重姿勢を示し、選挙日程は不透明感が増し ているが、両党とも次の衆院選を「政権を懸けた決戦」と位置付けており、緊張の途切れない展開が続く。

 「麻生太郎が政治家の中で一番使えると僕自身思っている」。首相はJR秋葉原駅前に詰めかけた若者の「アソウ」コールの中で力を込めた。

 演説では「最低賃金を引き上げ、非正規雇用を正規雇用にする。その分の企業負担は政府が援助する」と強調。「給料が安定すると結婚する人も増える。子どもも生まれる」と力説した。

  民主党は「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨で羽田孜元首相の妻綏子さんらが、同党の参院議員でつくる「女性キャラバン」のメンバーとともに、かっぽう 着姿で登場。約1時間にわたって商店街を歩き「年金も医療も自民党には任せられない」「皆さんの1票で政治は変えられる」と訴えた。

2008/10/26 20:52 【共同通信】
」

土曜日, 10月 25, 2008

日中、ホットライン開設で合意 首相、胡国家主席と初会談

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共同通信 2008年10月24日(金)15:15

 【北京24日共同】アジア欧州会議(ASEM)首脳会議出席のため訪中している麻生太郎首相は24日、北京の人民大会堂での胡錦濤国家主席らとの初の首脳会談で、日中間で首脳が常に連絡を取り合えるよう「ホットライン」の開設を提案、日中両国が合意した。ホットライン開設は緊急時への対応を含め、日中首脳がさらに連絡を密にし、連携を強化することが狙い。

」

外交上手をとかく強調したいトコなんだろうけど、大した話じゃないね。

「日中平和友好条約締結30周年に関する日中両国首脳・外相間の 祝賀メッセージの交換について  平成20年10月23日
1.麻生太郎内閣総理大臣と温家宝国務院総理、中曽根弘文外務大臣と外交部長は、日中平和友好条約締結30周年にあたる10月23日(木)、祝賀メッセージを交換した。
2.それぞれの祝賀メッセージは、日中平和友好条約締結以来30年間の日中関係の発展を振り返るとともに、今後とも日中両国間で「戦略的互恵関係」を推進し、日中両国の協力を深めていくことについて言及している。

(参考)
 日中平和友好条約締結25周年の際には、小泉純一郎総理大臣(当時)と温家宝国務院総理、川口順子外務大臣(当時)と李肇星外交部長(当時)との間でそれぞれ祝電が交換されている。
」

「麻生総理大臣から温家宝総理宛のメッセージ

中華人民共和国国務院総理
 温家宝 閣下

 日中平和友好条約締結30周年に当たり、日本国政府及び日本国民を代表し、貴総理及び貴国国民に対し、御挨拶を申し上げると共に、この日の到来を共に慶びたいと思います。

 この30年間、両国の結びつきは、政治、経済、文化等あらゆる分野で飛躍的に拡大してきました。特に、本年は、本件条約締結30周年を記念して「日中青 少年友好交流年」とされ、各種の青少年交流活動を通じて、両国青少年間の相互理解・相互信頼が深められています。これらの活動を通じ、両国の絆が将来にわ たり強化されていくことを強く期待しています。

 今後とも、「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、両国が協力して、開かれた、力のあるアジア、そして世界を創り上げていきたいと思います。

 最後に、貴総理の御健勝、及び貴国の益々の御発展を心よりお祈り申し上げます。

2008年10月23日
日本国内閣総理大臣
麻生 太郎
」

「温家宝総理から麻生総理大臣宛のメッセージ

東京
日本国内閣総理大臣
麻生 太郎 閣下:

 日中平和友好条約締結30周年に際し、中国政府と人民を代表し、閣下と日本国民の皆様に対し、謹んで心からの御祝いを申し上げます。
 日中平和友好条約の締結は、日中関係史上の重大な出来事でした。同条約は、日中関係の歴史を総括し、日中共同声明の各原則を法律の形式で確認し、両国が 平和友好関係を発展させ続けなければならないと規定し、日中関係の健全で安定した発展のための強固な政治的、法律的基礎を築きました。条約の原則と精神は 強い生命力を持ち、今後の両国関係の発展にとって重要な指針としての意義を持っています。
 30年間に渡り、日中関係は、条約の提示した方針と双方の共同の努力の下で迅速に発展し、両国人民に大きな利益をもたらし、アジアと世界の平和、安定及び発展に対して重要な貢献をしました。
 現在、日中関係は更に発展するための重要な好機に直面しています。中国側は日本側と共同で努力し、条約締結30周年を契機として、互恵協力を深め、友好交流を拡大し、日中戦略的互恵関係の発展を継続していきたいと希望しております。
 貴国の御発展と、国民の皆様の幸福をお祈り申し上げます。

中華人民共和国国務院総理
 温 家 宝   
二○○八年十月二十三日 北京に於いて
」

消去法で円買い 株安「負の連鎖」 一時90円台、東証は7649円

8000円切ったら崩壊って話も聞いた気がするんだけど....。
「
産経新聞2008年10月25日(土)08:05
 24日の東京市場で急激な円高と株安が連鎖した。外国為替市場では、米欧の景気後退の深刻化懸念からドルやユーロを売って円を買う動きが加速。円相場は午後5時すぎに一時1ドル=92円台に突入した。東京で92円台を付けるのは平成7年8月以来約13年2カ月ぶり。さらに、その後のロンドン市場では90円台まで円高が進行した。
 続くニューヨーク市場でも一時91円台をつけた。円は対ユーロでも急騰し、東京では14年9月以来約6年ぶりの円高水準となる1ユーロ=117円台をつけ、ロンドン市場ではさらに113円まで買い進まれた。
 東京市場の午後5時現在はドルは前日比2円52銭円高・ドル安の1ドル=95円16~17銭、ユーロは4円69銭円高・ユーロ安の1ユーロ=120円55~56銭。
 また東京株式市場では、円高による業績悪化懸念から輸出企業を中心に幅広い銘柄が売られ、日経平均株価の終値は前日比811円90銭安の7649円08銭と暴落した。下落率は9・6%で史上5番目を記録し、15年4月28日につけたバブル経済崩壊後の最安値である7607円88銭が目前に迫った。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)も65・59ポイント安の806・11で引けた。
 24日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急落して始まり、下げ幅は一時、前日比500ドル超にまで拡大した。
 午前11時半現在は、前日比242・69ドル安の8448・56ドルで取引されている。
                   ◇
 景気後退下で円高が進行するという最悪の事態が日本経済に大きなダメージを与え、株安に拍車をかける“負の連鎖”が止まらない。
 「円は消去法的に買われているだけだ」
 クレディ・スイス証券の白川浩道チーフエコノミストは、瞬く間に1円単位で切り上がっていく急激な円高をこう解説する。
 為替市場では本来、経済が強い国の通貨が買われる。ところが、世界経済は米国発の金融危機で同時不況の様相を呈しており、選択の余地は限られる。
 危機が深刻化するまでは、震源地の米国のドルを売って、景気が堅調に推移していた欧州のユーロが買われてきた。しかし、欧州景気も失速し、これまでの買いで記録的な高値に上昇していたこともあり、売りの集中砲火を浴びた。
 だが、「リセッション(景気後退)の長期化リスクが高い」(アナリスト)という米国のドルは買えない。行き場に困った投機マネーが向かった先は、「金融危機の影響が比較的軽微」(市場関係者)と判断された日本の円だ。
 さらに為替相場では、資金の運用に有利な金利の高い通貨が買われる傾向にある。欧米は追加利下げ観測が根強いのに対し、日本は利下げの余地がなく、据え置きが続くとの見方も、円買いを加速させている。
 だが、日本も、頼みの綱である輸出が世界同時不況で低迷。戦後最長の景気回復が終焉(しゅうえん)し、景気後退局面に突入している。
 円高が進行すると、ソニーやトヨタ自動車などの輸出企業は、ドルやユーロで受け取った輸出代金が円換算で目減りする為替差損が発生し、業績が悪化する。 多くの輸出企業が今期の為替レートを、ドルで105円前後、ユーロで150~160円と想定していたが、あっという間に想定ラインを突破された。
 ソニーが23日に平成21年3月期の営業利益予想を前期比6割減へと大幅に下方修正するなど、「業績の悪化懸念は一段と高まっている」(日興コーディアル証券の西広市エクイティ部部長)。
 24日の東京株式市場は、“ソニーショック”に見舞われ、輸出企業を中心に売りが売りを呼ぶ展開となり、円高に歩調を合わせ、下げ幅を広げた。
 外需に依存し外的ショックにもろい日本にとっては、本来は経済の強さを示す自国通貨高が致命傷となりかねないのが実情だ。(柿内公輔)


米ドル/円 <1000> チャート (goo マネー)


■関連ニュース

円急伸、一時1ドル=90円台に突入 13年2カ月ぶり(朝日新聞) 10月25日 00:15

円、対ユーロで119円台=主要通貨で円買い-ロンドン外為(時事通信) 10月24日 18:30

円、対ユーロで126円台=4年半ぶり高値-ロンドン外為(時事通信) 10月22日 22:30

東京円、一時97円台 7カ月ぶりの円高水準(共同通信) 10月10日 11:02

円高 一時、対ユーロ139円台 対ドル102円台(朝日新聞) 10月06日 13:47
」

公明党さんがごり押しした景気対策の2兆円なんぞ、焼け石に水なんじゃないの?
まぁ相対的に海外安くなるんだから、日本に拘らなけりゃイイのか....。

アジア欧州会合第7回首脳会合出席内外記者会見 平成20年10月25日

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【麻生総理冒頭発言】
 第7回ASEM、アジア・欧州首脳会合に出席をさせて頂いた。非常によく整理がしてある、また、組織が作ってあって、こういったことにこれまで いろいろ中国外務省をはじめ努力をしてこられたんだと思うが、オリンピックが終わった直後のこととはいえ、こういった形できちんとした整理ができているこ とに、心から敬意を表すると同時に、感謝を申し上げる次第である。
 また、同様に、日中平和友好条約締結30周年ということでも、いろいろこれまで関係者の方々にご案内いただく等々、いろいろしていて頂いたんだと思うが、改めて感謝を申し上げる次第である。
 今回はアジアと欧州から43カ国、出てこられた大統領、国王はじめ37カ国のリーダーと意見交換を行った。話題は何といっても最近の国際金融、 それが与える国際経済への影響ということで、多くの時間を割いた。また、環境を含む気候変動問題、そして北朝鮮やアフガニスタンなどの地域情勢について も、活発な議論が行われた。
 また、ASEAN+3の他、個別に中国、韓国、ドイツ、フランス等々の首脳と会談も行った。
 ASEMについて、今回の主要テーマは、先ほど申し上げたように何といっても国際金融。その金融、これは決済という意味だが、金融決済システムということになるが、アジア・欧州の実物経済に与える影響にかなりつっこんだ議論が行われた。
 私の方からは、先般発表されたG7の行動計画の重要性を語り、IMF等々の国際機関の役割を言い、アジアにおける地域協力の必要性を訴え、賛同 を得たところである。日本を含むアジアは1997年にアジアの金融危機というものを経ているので、そういった意味では、各国が協調して、この問題に取り組 む姿勢というものを示せた、と考えている。
 中国の胡錦濤主席とも、来月ワシントンD.C.で行われる首脳会議、いわゆる緊急首脳会議をはじめ、今後の国際的な取り組みに関し協力していくことで一致した。
 地域情勢に関しては、私の方から、北朝鮮の核問題や拉致問題の解決の重要性を強調し、各国から理解も得ている。ヨーロッパの場合はイラン、アジアの場合は北朝鮮、地域性があるのは当然のことと思うが、当然、ヨーロッパ側からはイランの問題が提出されている。
 また、アフガニスタンの復興支援、テロとの闘いに引き続き積極的に参加していく考えを伝えた。
 気候変動問題では、すべての主要排出国が参加できる、そういった枠組み作りが大事で、産業など部門別の積上げ方式による削減目標、また、途上国への協力、などを呼びかけた。
 日中については、今回は、総理として初めての中国訪問であった。これまで総務大臣等で訪問したことはあったが、そういった意味では、胡錦濤国家主席、温家宝総理とそれぞれ会談し、日中間の戦略的互恵関係の推進を確認したところである。
 何かあれば、すぐに電話で話ができるように信頼関係を構築しておく必要があるのではないかということで、その点も一致した。
 「日中平和友好条約締結30周年」記念行事に胡錦濤国家主席とともに出席し、日中関係について、私の所信を申し述べ、記念すべき節目を祝福させていただいたところである。
 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領とも、非常に有意義な会談を行った。北朝鮮の問題についても、日韓、さらには、日米韓3カ国で一層緊密に連携していくことを確認したところである。
 いずれにせよ、中国政府、並びに多くの中国の国民の方々、北京市民の方々、交通規制や何やらいろいろあったと思うが、いろいろ歓迎とおもてなしを頂いたことに対して、心より御礼を申し上げて冒頭の発言とさせていただく。
【質疑応答】(問)
 金融危機が世界経済に与える影響が非常に深刻化していると思う。今回のASEM首脳会合でこうした危機に対処するため、有効なメッセージを発す ることができたと総理はお考えか。また、それについて、日本が果たした役割についてもお聞かせいただきたい。そして、11月15日にワシントンで緊急の金 融サミットが開かれるが、今回の成果をこの場でどう活かしていこうとお考えか。

【麻生総理】
 メッセージは打ち出せたか(ということであるが)、45カ国から参加しているわけであるが、これは各国によって国内に与えられている影響は違 う。ヨーロッパの方が傷が深いと思っている。アジアはそれに比べて、97年の経験があったせいもあると思うが、傷はヨーロッパに比べて深くないという状況 にあると思う。少なくともアジアと欧州の両首脳が少なくとも金融危機というものに対して深い懸念を持っているということで、「国際金融情勢に関する宣言」 としては、かなり明確なメッセージが出せたと思っている。
 日本として何を言ったかということであるが、これは97年、98年、貴方(注:質問した記者を指す)もご記憶かと思うが、これは三洋証券には じまって山一証券、その間に北海道拓殖銀行、その翌年には日債銀、長銀とバタバタといかれた、その前には住専の話もあったし、そういった経験というのが あったので、どういうことを我々があの時行い、結果としてそれをおさめたかという経験というのがあるので、そういった意味であの時は日本だけで片付けてい るが、しかし、今回は各国当局による協調をしないとこれだけ広がっているので、難しいと。そしてこれを解決するためには各国は景気対策や経済対策をきちん と行わないとなかなか対応できないと。そのために外需主導ではなかなかできないので、そういったことを考えたとき、各国は自分の国内のための内需拡大等々 を行わなければならないと。そして、IMFというものを97年の時と違って、今回はIMFの役割については、きちんともう一回役割を認識して、このところ を大いに使うべきではないかと、結果的にそれは宣言となっていると思う。
 また、中、韓、仏、独、伊との二国間会談でも金融危機への対応ということに関しては、圧倒的に日本の方が経験、いい意味でも悪い意味でもこの 問題では経験があるので、アメリカにおける首脳会議でも緊密に協議をしていくことで一致している。少なくとも我々としては、こういったものを単発で、その 場でわんわん言うのではなく、ある程度意見をきちんと一致させていかないと、少なくともこれまでやったことのないことが起きているので、この経験を持って いるという国は、こんな大きな規模のものをもった経験は1920年代以来ないとグリーンスパンの言葉を借りればそういうことになる。そういった点も考えて きちんとした対応していくべきだという点で、いずれももうちょっとなかなかまとまりにくいかなと思っていたが、金融危機が深刻という意識が皆あるんだと思 うが、かなりまとまったものができたと思っている。

(問)
 自分は中国のインターネット・メディアの記者であるが、中国では多くの若者がインターネットを活用している。この機会に、総理は中国の若者に対 して何かメッセージはあるか。今年は、日中青少年友好交流年であるが、日中関係において、若者はどのような役割を果たしていくべきと総理はお考えか。

【麻生総理】
 中国の未来をつくるのは若者、日本の未来をつくるのも若者、そしてたぶん、世界の未来をつくるのも若者、だと私自身は思っている。若者というの は、自分の息子がその世代、娘もその世代にいるせいもあるのかもしれないが、若者の力というのはあるんだと思う。「近頃の若い者は」という言葉はいつの時 代でも必ず出る。エジプトのピラミッドの中にも「近頃の若い者は」と書いてあるそうだから、5000年前から皆同じことを言っているんだと思っている。そ ういった意味で、しかし、現状というものを改革して、新しい未来というものをつくっていくのは、これはどう考えても常に若者だったと思っている。若者の定 義もいろいろあろうが、少なくとも若い人が行っていた。したがって築いていくのは若者なんだと思っているが、今、「青少年交流年」という話であったが、約 3300人が相互訪問することになっている。是非、若い人には、中国の若い人には生(なま)の日本を、同じく、日本の若い人には生(なま)の中国を、見て もらうのが一番いいことだと思っている。胡錦濤国家主席も、このプロジェクト、この活動に大変興味を持っておられるというか、ご自身が1985年にそれを 率いて日本に来ておられるし、その前の年に確か3000人日本から第一回目に訪中したと思うので、この話も主席と話をしたが、これは是非積極的に進めてい くべき、今後ともこの交流は進める方向で日本としては考えている。

(問)
 衆議院の解散・総選挙について伺いたい。総理は、この問題について「政策よりも政局という時代ではない」、あるいは「一番いい時期に」という風 におっしゃっている。世界的な金融危機、あるいは株価や為替の急激な変動ということを踏まえると、少なくとも経済に関しては一番いい時期とはいえないと思 う。総理はどのように認識されているか。また、国会戦術についても、野党は早期の解散を念頭に国会対応をしているが、解散が先に伸びると言うことになると 国会の戦術も変わって国会運営も難しくなるかもしれない。そうしたことをふまえて、総理はどのように考えていかれるか。

【麻生総理】
 解散・総選挙の時期というのは、様々な要素を勘案して決めなければならないのは当然のことである。今言われたように、グリーンスパンという人の 言葉を借りれば100年に一度の国際的な経済危機だという表現を使っておられるが、これは非常に大事なところである。日本の場合は、アメリカ、欧州に比べ て傷は浅い、今のところは、と思っているが、少なくとも過去8年間、日本は外需一本で、輸出に頼ってやってきた部分があるので、この部分は明らかに伸びが なくなるので、そういった意味では国内の景気対策、内需、国内需要を喚起する必要がある。その意味では、いわゆる「国内的な政局」という政治の話より昨 日、今日各国から伺っているところをみていると、どう考えても「国際的な役割」を優先する必要性の大きさというのは、今回ここに来て改めて感じさせられた ところでもある。
 今、国会審議への影響という質問があった。国内で永田町周辺にいればそういった意識が出てくるのは当然なので、それも十分に考慮しなければな らない重要な点であると思うが、今申し上げたように、まだまだいろいろなことを考えなければならぬ問題、今この段階でするとかしないとか決めているわけで はないので、これ以上、ちょっと答えようがない。

(問)
 金融市場は、来月15日にワシントンで開催される金融危機サミットにおいて、より多くの行動計画が表明されることを期待し始めている。90年代 の金融危機を克服した経験を持つ日本として、このサミットを言葉だけではなく行動を伴ったものとして成功に導くために、どのような貢献を行えるのか。そし て、アジアの経済構造を外部要因により依存しないものとするために、日本とアジア各国はどのような政策をとるべきか。

【麻生総理】
 すぐ、これが答だというものを持っているわけではない。ただ、先般G7で発出した行動計画に基づいて、主要国が今断固たる行動を取るということ で、日本としても、日銀の流動性の確保を行ってみたり、補正予算が今週成立したり、また新たな対策というものを来週には出さなければならいと思って、迅速 な手を打っているところである。
 サミットに臨んでは、大事なことは、短期的には、今の差し迫った金融危機の解決、株だとかいろんな問題があると思うが、中長期的には、やっぱ り国際金融システム、正確には国際金融の決済のシステムというべきなのであろうが、そういったものを首脳間でもう少し議論する必要があるのではないかと 思っている。簡単に言えば、今回は金融業界が開発したデリバティブと称する金融派生商品というが、金融派生商品という新たな商品の内容について、例えばそ ういったものの格付けや何やらをやるところ、もしくは政府が新しい商品というものをきっちり監視できていなかった、またもしくはその商品の透明性に問題が あったのではないか等々、今いろいろな反省、もしくはそれに対していろいろな意見というのが出されているのは貴方(注:記者を指す)のご存知のとおりであ る。したがって、この問題をどういう具合にするかというのは、各国いろいろ意見が出てくるところだと思うので、是非この部分に関してもう少し規制をすべき であるという意見と、いや、規制をすると自由なイマジネーションというか、いろいろなイノベーションというかそういったものができなくなるとか、いろいろ 分かれるのだと思うが、問題はやっぱり被害が出たということである。ここが一番問題。それがだまされたのではないか、といって買わされて損をした人は何と なく納得していないというところが、こういったものを監督する側の行政としては問題。商品はインターナショナルにどんどん回るが、それを監督する方は一国 で行っているので、国単位で行っても国際商品がぱっと回ったら監督できない、そういったものをどういう具合に行うべきか等々、考えなければならぬ問題が いっぱいあると私にはそう見える。したがって、この問題について各国が11月半ばまでにいろいろ案を考えると思うので、そういったものに日本としても積極 的に参加をして、少なくとも当面はまず危機を乗り越えて、その後の中長期的なものをきちんとつくっていくという、二段階必要なのかなという感じがする。
」