金曜日, 10月 24, 2008

住宅ローン減税の最大化や道路財源の地方への1兆円配分を指示=首相

目立たせたいかも....
「
2008年10月23日(木)23:02
住宅ローン減税の最大化や道路財源の地方への1兆円配分を指示=首相

 [東京 23日 ロイター] 麻生太郎首相は23日夜、来週後半とりまとめる追加経済対策について、住宅ローン減税の規模を過去最大とすることや、道路特定財源から1兆円を地方に配分することなどを盛り込むよう政府・与党に指示した。

 また、追加対策の財源について与謝野馨経済財政担当相は、緊急対応として特別会計の資金を活用せざるを得ないと語った。

 自民党と公明党の与党の政策責任者は23日、麻生首相に対し、生活者支援の減税措置などを盛り込んだ与党としての追加経済対策の骨格を提示した。

  与党との会談終了後、麻生首相は記者団に対し、対策とりまとめにあたって1)住宅ローン減税を過去最大規模で実施する、2)道路特定財源の一般財源化で1 兆円を地方に配分する、3)持続可能な社会保障構築と安定財源確保に向けた中期プログラムにおける財源の明示──などを政府・与党に指示したことを明らか にした。

 会談に出席した与謝野馨経済財政担当相によると、麻生首相は新エネルギー・省エネルギーに対する取り組みについても、「特別償却ではなく、即時償却という考え方を新たに導入してほしい」と要請。


 また、中小企業に対する減税措置について、与党側が現下の経済情勢を踏まえ、設備投資減税よりも法人税減税の方が有効と提案。こうした措置についても麻生首相は同意したという。

  追加対策の財源は、麻生首相が16日に政府・与党に対策策定を指示した際、「赤字国債に極力依存しない」ことを表明している。与謝野担当相は「今回の経済 対策は10年前の公共事業中心ではない」と強調した上で、「当面の緊急対応として、特別会計にあるお金を転用・流用する方法をとらざるを得ない。これは自 民・公明、我々も認識は共有している」と言及。財政投融資特別会計の剰余金など特別会計の準備金や積立金の活用で、財源を確保していく考えを示した。


 他方、与謝野担当相によると、麻生首相は税制抜本改革を含めた社会保障の中期プログラムの策定にあたり、「将来の財源の問題まで責任ある立場を中期プログラムの中で表明してほしい。財源の問題で逃げてはいけない」と指示。

 この点について麻生首相自身も「今、景気がどんどん落ちているときに消費税(引き上げ)を考えている人はいない」としながら、景気回復を前提として、社会保障の安定財源確保のために、中期的には消費税も含めて考えていく方針を示唆した。

 与党からの提示を受け、政府・与党は28日から最終的な調整に入り、来週後半にも追加対策を正式に決定する。その段階で財政規模や事業規模などを明らかにする方針だ。
(ロイター日本語ニュース 伊藤 純夫記者)

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著しい景気後退回避のための措置、1次補正上回る規模に=与謝野担当相(トムソンロイター) 10月16日 22:20

「生活者重視」追加経済対策を指示 首相、定額減税など(朝日新聞) 10月16日 21:26
」

首相、消費増税の検討指示 景気回復後、ローン減税も

飴と鞭のつもりなのかな?ない知恵絞ろうって必死なんだろうけど....。
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2008年10月24日3時8分

 麻生首相は23日、新総合経済対策を取りまとめるにあたり、景気回復後の消費税増税を念頭に、社会保障などの安定財源を確保する「中期プログラム」を検 討するように自民、公明両党に指示した。一方で、地方対策として道路特定財源の約1兆円分を地方に回し、過去最大級の住宅ローン減税措置も講じるよう求 め、短期的には景気対策に全力を挙げる考えを示した。

 首相としては総選挙の公約に掲げ、民主党との争点を明確にする狙いがあるようだ。

 首相は23日、自民党の保利耕輔、公明党の山口那津男両政調会長らと官邸で協議し、高速道路料金の引き下げや定額減税など、新総合経済対策の与党 案の説明を受けた。これに対し、首相は(1)消費税増税に向けた中期の税体系プログラムの作成(2)道路特定財源の一般化による約1兆円分を地方に交付 (3)過去最大規模の住宅ローン減税の実施(4)省エネ、新エネルギーへの投資は減価償却の対象を拡大して税負担を軽減――の4項目を盛り込むように指示 し、再考を促した。予算規模や財源についても政府・与党内で再調整したうえで、30日に新総合経済対策を正式に決定し、同日中に首相が記者会見して発表す る方針。

 首相は協議後、消費税増税について「いま景気がどんどん落ちている時に消費税(増税)を考える人はいない」とする一方、「中期的に景気が治ってき た時には介護、福祉といった社会福祉関係を含めて(財源が)足りなくなることははっきりしている。そういった意味で消費税は考えられる」と記者団に語っ た。首相は「日本経済は全治3年」と唱えており、3年をめどに景気を回復させたうえで消費税の引き上げを検討する考えを示したものといえる。

 出席者によると、首相は与党側に「景気回復して初めて増税できる環境が整う。消費税が安定財源になる。環境が整えば、増税をやるということをはっきりさせないといけない」と明言し、中期プログラムに消費税を含めた税制改革の道筋の明記を検討するように指示したという。

 消費税増税に言及して税制改革に取り組む「責任政党」としての姿勢を示すことによって、「消費税」を封印している民主党との違いを浮き彫りにする狙いもあるようだ。

 一方で首相は、最大160万円が所得控除される現行の住宅ローン減税について「単に延長するだけでなく、インパクトがあるように過去最大にしろ」と指示。これまで最大だったのは99、00年の最大587万5千円の減税だ。

 地方対策についても「道路特定財源を使え。一般財源化すれば自由に使える。1兆円を地方に渡し、使い道は地方に任せる。地方が道路を造りたいというなら、造ればいい」と語ったという。

 高速道路の料金引き下げについても「民主党は無料にすると言っている」と言い、総選挙に備えて踏み込んだ対抗策を講じるよう求めた。中小企業を対象にした法人税率の時限的な引き下げの実施は、政府・与党で合意した。

     ◇

〈麻生首相が指示した経済政策の骨子〉

・住宅ローン減税は過去最大に

・一般財源化する道路特定財源のうち1兆円を地方に回す

・中期の税体系のプログラムを示す

・省エネルギー、新エネルギーへの投資は、減価償却の対象を拡大し、税負担を軽減

」


麻生政権支持率、景気で四苦八苦 誤算の1カ月

「

 麻生政権発足から24日で丸1カ月。「国民的人気」に自信を持っていた麻生太郎首相が当初、描いた「自民党総裁選の勢いに乗って衆院選を制して本格政権を樹立する」という戦略は、米国発の金融危機や世論調査の支持率伸び悩みと“誤算”続きで見直しを余儀なくされている。

 首相は「民主党の小沢一郎代表との太郎・一郎対決には強い自信を見せている」(自民党幹部)とされ、巻き返しを図る構えだが、肝心の経済対策には即効性は期待できず総裁選で圧勝したころには想定していなかった四苦八苦の政権運営が続きそうだ。

 得意なはずの外交でも米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除のタイミングを見誤るなど順風満帆ではない。ここ数日は夜の会合で高級ホテルのバーなどを頻繁に利用していることに対しても「庶民感覚とかけ離れている」との批判が強まっている。

 本格政権戦略の大前提である衆院解散について与党内では首相が30日にも見込まれる新テロ対策特別措置法改正案成立を受け、その有無を最終判断するとの見方が強まっている。

2008/10/23 18:59 【共同通信】
」

ホントに誤算だと思ってるのかな?
まぁ周囲はそうかもしんないな....。
そうそう、彼らの動きもある意味笑える!

「
民主、審議協力見直し 3野党で金融危機対応策

 民主、社民、国民新の野党3党の幹事長は23日、国会内で会談し、金融危機について共同で対応策をまとめるとともに、参院で審議中の新テロ対策特別措置法改正案は「十分な審議を尽くす」ことを確認した。

 与党内で衆院選の先送り論が浮上していることから、麻生太郎首相をけん制する狙い。特に早期の衆院解散を狙って“審議促進”戦術をとってきた民主党は、対決姿勢を強める方向へ方針を見直した格好だ。

 インド洋での給油活動を延長する対テロ新法改正案について、同党の鳩山由紀夫幹事長は会談後、記者団に「審議次第で、成立がずれ込むことは十分にあり得る」と指摘。政府、与党が目指す今月30日の衆院本会議での再可決、成立に必ずしも協力しない姿勢を示した。

 政府が24日に閣議決定する金融機能強化法案をめぐっては民主党が23日午前開いた金融対策チームの会合で、公的資金の投入先に農林中央金庫を含めたことに批判が続出していた。

2008/10/23 20:10 【共同通信】
」

日中平和友好条約締結30周年記念レセプション

麻生総理挨拶
~日中関係についての、私の所信表明~

平成20年10月24日
於:人民大会堂3階ホール

「胡錦濤 国家主席、
宋健 中日友好協会会長、
並びに、御列席の皆さま

ニィメンハォ ウォー シー アソウタロウ (皆さん、こんにちは!私が、麻生太郎です。)

 たかが30年、されど30年。
 この30年という歳月は、私の政治家としての歩みとも、軌を一にするものであります。先ほど胡錦濤国家主席からお話しがありましたように、1978年10月23日、福田赳夫総理は、来日された鄧小平副総理との間で、日中平和友好条約の批准書を交わしました。
 私が、国会議員として初当選したのは、その翌年のことであります。1979年、当時、日本青年会議所を代表して、訪中させていただきました。その際、全国青年連合会主席でいらした胡啓立氏にお目にかかったのを、つい昨日のことのように思い出します。
 あれから30年。日中両国は、幅広い分野で交流と協力を重ねてまいりました。過ぎ去りし日々に思いを馳せるとき、現在の良好な日中関係は、本日御来場の皆さまをはじめ、数多の尊い御努力に帰するものであることを、改めて痛感しないわけにはいきません。

 中国くらい、日本にとって重要な国は、ざらにはありません。
 30年前は、年間で4万人程度だった人の往来は、昨年は、5百万人を超えました。1日に、1万4千人もの人が、日中間を往来しています。経済面においても、昨年の日中貿易総額は、約2千4百億ドル。30年前の実に50倍です。
 日中関係の要諦は、「互いに欠くべからざるパートナー」であります。
 胡錦濤国家主席も述べられていました。「日中は、和すれば双方に利益をもたらし、争えば双方の利益を損なう」と。
 この根本的な心構えがあれば、困難があっても、必ずや克服できる。私が、日中「共益」の重要性を一貫して訴え続けてきたのも、こうした考えに基づくものです。
 日中「友好」というお題目のために、互いに遠慮するような関係ではなく、日中両国が切磋琢磨して協力していくことが、真の「戦略的互恵関係」で ありましょう。孔子が、「三十にして立つ」と述べたように、今や日中両国は国際舞台に立って、「共益」の精神を、世界に広げてゆかねばなりません。

 一方、日中関係に関する世論調査を見てみると、私は、若干の不安を感じざるを得ません。日中両国とも、互いに多少なりとも肯定的な感情を持っている人は、それぞれ3割にも満たないということであります。
 たとえ見解が異なっていても、相手が何を考えているかくらいは、常に正確に理解しておきたいものです。大事なことは、あらゆる層で対話と交流が積み重ねられ、相互理解が社会の広い面で深まることです。
 特に、青少年交流の重要性は論をまちません。「日本は軍国主義化していると聞いていたが、滞在中、軍服を着た人に一人も会わなかった。」「中国 では反日感情が強いと聞いていたが、実際は親切な人ばかりだった。」参加した日中の高校生から、こんな率直な感想を聞くたびに、私は、日中間の相互理解に は、大海原のような潜在性がまだあると、つくづく感じております。
 若者は皆、柔軟で鋭敏な感性を、そして無限の可能性を持っていると存じます。私は、日中関係について、「過去」を謙虚に振り返り、共に「未来」を築いていくことこそ、「現在」を生きる私たちの次の世代への使命である、そのように考えております。

 世界は今、極めて見通しをつけにくい時期に、差し掛かっています。米欧の金融システムに生じている危機は、まさに国境を越えて、各国の実体経済にも影響を及ぼさんとしております。
 現下の情勢を克服し、世界経済の安定と繁栄を取り戻すためには、国際社会が協調して行動していくことが不可欠であります。先ほども胡錦濤国家主 席、そして温家宝総理との間で、こうした国際的な取り組みに対して、日中両国として貢献していくことを確認させていただきました。
 環境や省エネルギーといった問題から、国連改革に至るまで、日中両国が協力して取り組み、アジアから積極的に世界に発信していくべき課題が、山積しています。
 こうした状況で大事なことは、首脳同士が、何かあればすぐにでも電話で意思疎通を図る、そういう関係を培うことであります。日中関係の発展の先 にこそ、アジア、ひいては世界の安定と繁栄があります。その意味で、私たちは、同じ未来を見据えています。日中関係の「底力」に、日中協力の可能性に、私 たちはもっと自信を持っていい、私はそう思います。

 日中両国は、引っ越しのできない、「永遠の隣人」であります。そして皆さんは、「戦略的互恵関係」の構築という、壮大なる日中共同プロジェクトの参加者でもあります。
 日中両国が、より活力ある、開かれたアジアのために、共に働き、共に伸びる。私は、そういう日中関係を築くために、胡錦濤国家主席、そして温家宝総理と共に、日本国総理大臣として、あらん限りの情熱と英知を注いでゆく決意であります。

 以上、記念すべき節目での、日中関係についての、私の所信とでも受け取っていただければ光栄です。
 最後に、日中平和友好条約締結30周年を、皆さまと共に祝福し、これまで日中関係発展のために尽力をされてこられたすべての方々に、心からの感謝を申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
 御清聴いただき、ありがとうございました。

」

はいはい

社保庁全職員らに報告要請 年金改ざんで厚労相直属委

「
 厚生年金の標準報酬月額や加入期間の記録改ざん問題で、舛添要一厚生労働相直属の調査委員会で委員長を務める野村修也中央大法科大学院教授は23日、記者会見し、厚労省と社会保険庁の幹部や社保庁全職員を対象に、改ざんを知っていたかなど報告を求めると発表した。

 報告では、改ざんへの関与の有無やどのような手口が使われたかなどについて答えさせ、幹部には署名、押印を求める。また、過去にさかのぼり標準報酬を引き下げた事務処理が適正だったか確認するため、各地の社会保険事務所に内容を問い合わせる。

 早ければ24日から調査を始め、10日程度で回答するよう要請する。

 改ざんについては、社保庁が別に内部調査を実施しているが、野村委員長は「独立した調査で社保庁に知られる心配はなく、正直に答えてほしい」と協力を訴えた。

2008/10/23 18:41 【共同通信】

」

社保庁に知られなければ、正直に答える可能性が高いって、結果犯罪だった自覚があるってことなんだよな。全容解明は当たり前、キッチリ責任取らせることも考えて欲しいもんだ。

木曜日, 10月 23, 2008

日経平均、600円超下げ 一時8000円割れ寸前

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一時600円以上値を下げた日経平均株価=23日、東京・丸の内

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 金融市場が再び不安定な様相を呈し始めた。23日午前の東京株式市場では日経平均株価が大幅続落。下げ幅は一時600円を上回り8016円まで下 落。取引時間中では2003年5月22日(7998円)以来、約5年5カ月ぶりの安値水準まで下げた。前日の米国株安と円高の進行を嫌気。欧米を中心に実 体経済の先行き不安は根強く、日米企業の足元の業績不振が鮮明なのも株安要因だ。原油相場が下げ基調を強めるなど、投資マネーのリスク資産回避の傾向も続 いている。

 午後1時10分の日経平均は前日比566円37銭(6.53%)安の8108円32銭。朝方の株式市場では主力株を中心に売り一色と なった。円高が対ドルとユーロで進んだことで輸出関連企業の業績圧迫懸念が台頭。前日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が急落したことも投資心理を冷 やした。代表的な輸出企業であるトヨタ自動車株は下げて始まり、下落率は一時6%を超えた。欧州売上高比率が高いオリンパスは下落率が連日で10%を上 回った。 (13:26)

日本経済新聞

」

ここまで下がってなお底値感がないのが怖い。
もはやUSがどーのユーロ圏がどーのと言ってる場合じゃないでしょ?

「

道路財源から地方へ1兆円 首相、追加経済対策で指示

 麻生太郎首相は23日、自民、公明両党幹部や与謝野馨経済財政担当相と追加経済対策(生活対策)をめぐり協議、道路特定財源から1兆円を地方への臨時交付金に回すよう指示した。今年末で期限が切れる住宅ローン減税について、過去最大規模にして延長することも求めた。

 与党側は中小企業の法人税の軽減税率(所得800万円まで22%)を時限的に引き下げることを提案、首相も賛同した。

 米国発の金融危機が深刻化し、世界的な景気後退懸念が広がる中、首相は地域経済の活性化などを通じ、国内需要をてこ入れする姿勢を鮮明にした。週明けから政府、与党で詰めの作業を急ぎ、月末に正式決定する。

 臨時交付金は、自治体が独自の判断で道路整備や商店街活性化、環境対策などの事業を行えるようにするのが狙い。ガソリンにかかる揮発油税など道路財源は年約5兆4000億円に上り、来年度から使途を道路に限らない一般財源とするのを機に、地方に配慮を示すことにした。

 住宅減税は合計500万円を超える時期もあったが、08年入居者は最大で計160万円に縮小していた。新規住宅着工が低迷しているため、思い切った拡充に踏み切る。

 首相はまた、省エネルギーの設備投資全額を直ちに減価償却できるようにし、体質強化を進める企業の税負担を軽減する考えも示した。

2008/10/23 21:45 【共同通信】

 記者の質問に答える麻生首相=23日夜、首相官邸


」

いまさら....ってことにならなきゃイイけどね。

与党、首相発言に危機感 「化けの皮はがれる」

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 高級ホテルでの夜の会 合をめぐって22日、「ホテルのバーは安い」などと発言した麻生太郎首相に対し、与党は「庶民派を気取っていても化けの皮がはがれる」(公明党幹部)と危 機感を強めた。野党は「庶民感覚から懸け離れている」と批判、与野党で「セレブ首相」の言動を疑問視する声が広がった。

 「毎晩、高いところで食事して、秘書官ともバーで打ち合わせ、お金と体がよく持つなあ」

 社民党の福島瑞穂党首は22日の記者会見で、麻生首相を皮肉まじりに批判した。

 民主党の簗瀬進参院国対委員長も会見で、首相のスーパー視察を取り上げ「単なるパフォーマンス以上のものではない」と切り捨てた。

 一方、与党からも、次期衆院選への悪影響を懸念し「不景気なだけに、派手な飲食は慎んだ方がいい」(自民党中堅議員)との不満が漏れる。

 公明党幹部の1人は、首相がスーパーを視察した19日夜、帝国ホテルで食事したことに触れ「はしゃいでいる。悪ガキが調子に乗っている感じだ」と激しい言葉で非難。

2008/10/22 21:33 【共同通信】

」

担いだ割には、担ぎ手の不満が比較的多い内閣だよね。
そも、坊ちゃんはどこにあっても坊ちゃんな訳で、今のところ、景気対策が先!って大義名分が、彼にとって最大の「正義感」に通じてるんじゃなかろうか?

事の顛末は....!?
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郵政選挙の圧勝余波…新人候補わずか23人 有望株流出 苦しい自民

産経新聞  2008年10月23日(木)08:05

 次期衆院選を控え、自民党は22日、新人候補者を党本部に招き、懇談会を開いた。小泉純一郎元首相の引退表明を受け、神奈川11区から出馬する次男、進次郎氏(27)も出席したが、平成17年の郵政選挙で自民党が圧勝し、空白区が少なかったこともあり、新人候補は23人と近年にない少なさ。有望株の民主党への流出は後を絶たず、自民党の台所事情の苦しさをうかがわせた。

 「自民党再建の先頭に立ってほしい。みなさん全員が当選すれば自民党はよみがえる。ひたすら前進あるのみ、と自らに言い聞かせて頑張ってほしい」

 懇談会で古賀誠選対委員長はこうげきを飛ばした。ハッパをかけたが、出席した22人は一様に厳しい表情。解散の時期をめぐり質問が集中したが、古賀氏は「これから外交日程も含め月末まで見ていればその先が見えてくるのではないか」と歯切れが悪かった。

 これまでを振り返ると、自民党は平成12年6月の衆院選に73人、15年11月には82人、前回の17年9月では郵政造反組に対抗馬を立てる「刺客作戦」を取ったこともあり、124人の新人候補を擁立した。

 しかし、前回圧勝したため300選挙区のほとんどは現職候補で埋まり、今回新人がチャレンジできる「空き」はわずか。いまも候補者が決まっていない空白区は、亀井静香国民新党代表代行が立候補予定の広島6区や、引退表明した中山成彬前国交相の後任が決まっていない宮崎1区など3選挙区のみで新人候補は今後もほとんど増えそうにないという。

 23人中女性は、早稲田大客員講師の牧島かれん氏(神奈川17区)▽五輪マラソン代表の宮原美佐子(愛知2区)▽岩手県議の高橋比奈子(岩手1区)の3氏だけ。父親の地盤を受け継ぐ世襲候補は小泉氏ら3人となった。

 一方、小泉氏は懇談会終了後、記者団の取材に応じ、「解散がいつになるかあまり関係ない。一生懸命突っ走るだけだ。政治家としての強い使命感をもってい きたい」と強調。世襲批判に対しては「批判はしっかり受け止め、はねのけたい。小泉進次郎という人間を分かってもらうために自分の力でやるべきだと思って いる」と決意表明したが、「改革に終わりはない」と父親のフレーズを付け加えることもちゃっかり忘れなかった。

関連ニュース

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水曜日, 10月 22, 2008

日・印共同記者会見 平成20年10月22日

「
【麻生総理冒頭発言】
 シン氏をお迎えして、日本とインドの間の幅広い分野について、有意義な意見交換を行いました。まず、基本的な価値と利益を共有する日・印両国の協力関係が、着実に進展してきていることを確認しております。
 また、両国の戦略的なグローバル・パートナーシップを前進させるために、さまざまな取り組みを進めることに合意し、ただいま共同声明に署名をしたところです。
具体的成果は次のとおりです。
 1.両国の安全保障協力の促進のため、安全保障協力に関する共同宣言に署名をしました。
 2.経済面では、両国の民間部門において、経済交流の更なる拡大への期待が極めて高いとの認識を共有したところです。これは、本日、両国のビジ ネス・リーダーが提出した報告書にも表れていると存じます。この関係で、経済連携協定交渉の実質的な進展を歓迎し、早期締結に向けて取り組んでいくことを 確認したところです。
 3.重要な段階にありますインドのインフラストラクチャー、社会基盤の整備を支援すべく、両国の協力の新たなシンボルとして、日本の政府はデ リーとムンバイを結びます貨物鉄道計画への円借款開始を決定しております。同時に、インドに対する約1,000億円の円借款供与について、交換公文が署名 されております。また、デリーとムンバイの間の産業大動脈構想に関する協力についても確認をしたところです。
 4.幅広い分野での人的交流や学術交流の促進です。私が外務大臣時代に構想しましたプログラムによりまして、これまで技術者や留学生、青少年 が約3,700人来日をしております。この計画を継続します。また、インド工科大学ハイデラバード校設立に向け、日・印両国の産学官の協力を確認しまし た。
 地域や国際社会の課題については、東アジアの地域協力、国連安全保障理事会の改革、エネルギー、気候変動、その他緊密な協力を確認したところです。
 世界経済情勢につきましても、地域の主要経済国である、日本・インド両国の連携の重要性について一致したところでもあります。
 また、シン首相から、来年のインド訪問の御招待をいただき、今後調整することとしました。
 本日の会談を通じて、日・印両国の協力には、大きな潜在性があることを改めて確認したところでもあります。今後もシン首相と両国間の協力を力強く進めていきたいと考えております。

【シン首相冒頭発言】
 麻生総理大臣、御列席の皆様、ただいま大変生産的で、実り多い会談を麻生首相と終了いたしました。麻生総理は、インドにとって大変尊敬される昔 からの友人であり、麻生総理大臣、また日本の皆様に対し、改めてお礼を申し上げたいと思います。今回の訪日に当たって、私及び政府代表団を受け入れていた だきまして、ありがとうございました。
 これが、私の2年前に就任した首相としての2回目の日・印首脳会談となります。これはまさにインドが日・印関係をいかに重要視しているかの証 であります。できるだけ頻回に首脳が会談をするということは、やはりインドにとって日本が非常に重要な相手国であり、関係を緊密化したいという思いの表れ でございます。この4年の間に、私どもの二国間の関係は大幅に強化されてまいりました。麻生総理と私が署名をした共同声明は、まさに両国が戦略的グローバ ル・パートナーシップを日・印間で2006年12月に締結して以来の大きな取り組みの前進を示しております。インドにとって日本は重要な経済のパートナー であり、日本から提供していただいた経済協力を大変感謝しております。
 インドは、現在、日本のODAの最大の受入国であります。麻生総理と私は、両国の経済的な交流というものを更に拡大し、それを深めていく必要があるとお話をさせていただきました。
 総理に申し上げました日本のインドに対しての投資の限度というのは、空しかない。事実上限度はないということであり、日本の業界がインドに投資 をしていただくことを大いに歓迎したいと思います。継続的に日本がインドに投資をしていただく環境を整備していく所存でございます。できるだけ早期に、質 の高い、そして両国に恩恵をもたらす包括的経済連携協定の締結を目指していきたいと思います。両国の協調は、産業大動脈構想という形で近々進むわけですけ れども、これがまさに私どもの経済的なパートナーシップの成果を示しております。
 また、安全保障協力に関しても、私どもは更に協力を緊密化することにいたしました。これは平和、繁栄、そして安定に貢献するものであり、アジア全域及び世界の平和、安定、繁栄に貢献するものと考えております。
 また、両国が協力をし、デリー・ムンバイ産業大動脈構想に関する協力も確認いたしました。覚書を交わし、この非常に野心的な、積極的なプロジェクトに関しての取決めを交わしております。
 また、地域・国際社会の課題については、やはり現在の世界の金融市場の混乱を受け、両国が協力・協調をすることによって、この非常に重要な課題に対応していく必要があると合意いたしました。
 日本、インド両国は、新しい成長の中心として、世界の経済的な景気後退の問題に対応していくことができると考えています。両国が共通の関心分野 として、エネルギー、安全保障、気候変動、東アジアサミット、国連安保理の改革など、共同に対応していくことができます。また、多国間の問題として、 WTO交渉も両国間で協調していく余地があります。首相との間で意見交換をさせていただき、更に人の交流を促進していく必要があると合意いたしました。麻 生プログラムという総理のプログラム、青年の交流を更に拡大していくことを私も大いに支援したいと思います。こういった人的交流のために、総理が導入して いただいたプログラムを、私自身も後押ししていきたいと思います。
 また、インド工科大学ハイデラバード校の設立、また、ジャイプールにおける情報技術大学の推進に関しても、是非御協力をいただきたいと考えて おりますし、来年、是非総理にインドを御訪問していただき、更に対話を深めていきたいと考えています。大変すばらしい会談を持たせていだくことができ、改 めて麻生総理に感謝を申し上げます。
 この首脳会談を成功裏に導いていただきまして、麻生総理大臣、大変どうもありがとうございました。

【質疑応答】
(問)
 麻生総理にお伺いいたします。
 両国はEPAを合意したいという意思はお持ちのようですけれども、今回の首脳会談では、大筋合意のところまでも至りませんでした。年内合意を目 指している両国として、今、何が問題になっているのか、また問題を打開するためには、どのような方策を取っていくべきなのか、総理のお考えをお聞かせくだ さい。

【麻生総理】
 それぞれアジアの中において、第1位と第3位の経済規模を有する日本とインド。そういう両国の経済関係を更に深めるということは、自然の流れだ と思います。その中でも、日・印のEPAは、両国の経済関係を更に緊密にし、新たな段階に築き上げていくためにも必要と思っております。
 協定は、今、引き続き交渉中でありまして、その具体的内容につきましては、今、まさに交渉中でありますので、内容につきましては、発言を差し控えさせていただきます。
 しかし、日本としては、これまでの交渉で実質的な進展がいろいろ得られたことに関し、我々も歓迎をします。今日の会談でも、拡大傾向にあります 日・印の経済関係というものを更に後押ししていくためにも、このEPAの早期妥結、締結を引き続き目指すということで一致をいたしております。

(問)
 核供給グループNSGがインドに対する核物質の売却の禁止を撤廃しました。日本政府としては、日本企業に対して原子炉部品等をインドに売ることを奨励することになるんでしょうか。それとも、他にいろいろと法律上の制限あるいはその他の困難があるんでしょうか。
 安全保障共同宣言ですけれども、ちなみに、総理が外相の時代、熱心に三国間安全保障協力対話、日・米・印の対話ということに非常に積極的でいらっしゃいました。
 今日の共同宣言というのは、終局的に、日・米とインドの三国間、あるいは中国が特別の対象として、その方向に向かっての一歩なのでしょうか。

【麻生総理】
 御質問ですけれども、今回の原子力の協定につきましては、日・印の原子力協定に関する議論を行っているわけではありません。ただ、将来の日本との原子力協力というものを進めたいという御発言は、シン首相の方からありました。
 これに対して、私はインドが核実験のモラトリアム、継続を含めて約束と行動をしっかりと実施してほしい。日・印の将来の原子力協定については、さまざまな要素がありますので、考慮する必要があるということを申し上げました。
 もう一つの安全保障の協力に関しては、日・印間の協力というのは、日本の安全、ひいては東アジア、南西アジアを含めまして、非常に幅広い地域の平和と安定を確保するためにも大変重要であるとの観点から、インドとの安全保障協力を進めたいと考えております。
 したがって、これがしかるべき第三国、今、チャイナという名前が挙がっていましたけれども、チャイナというものを目標とかターゲットにするというようなことではありません。

(問)
 シン首相にお伺いいたします。今の質問にも関連するんですけれども、アメリカとインドの原子力協定に関連して、今、麻生総理からもあったよう に、インドは進めたいということで日本との協定に前向きですけれども、日本政府は時期尚早という立場だと伺っております。インド側は日本に対して何を期待 しているのか、お聞かせ願いますでしょうか。

【シン首相】
 皆さん、私どもは日本国政府に対して、民生原子力協力の分野では、国際原子力機関の場で支持をしてくださっていること、また、原子力供給グループを通して支持を下さっていることに対して心から感謝しています。
 さて、日本との協力を、この民生原子力の分野で進めたいという希望を持っているわけですが、この問題が日本においては非常にセンシティブな問題 だろうということも認識しています。ですから、麻生総理に対して申し上げたのは、私どもとしては、日本政府並びに国民が安心できるペースで進めていきたい と申し上げました。

(問)
 麻生総理に伺いますが、ビジネスのリーダーシップ、あるいは麻生総理は戦略的なインドとの経済パートナーシップ、経済連携の必要性を訴えてい らっしゃいますが、日本の企業はインドとの貿易、あるいはインドの投資に対して、なぜ、躊躇の姿勢を示しているんでしょうか。また、日本の政府は、インド の企業が日本の市場にアクセスすることをどうも規制しているように思います。
 そして、シン首相は、中国に行き、アジア、ヨーロッパのASEMのミーティングに出席をする予定でおりますが、日本とインドの間の経済的な パートナーシップが結ばれれば、中国、また、その他のアジアの地域において、こういった経済的な秩序が確立できたと言えるんでしょうか。

【麻生総理】
 質問ですけれども、是非、この数字だけを頭に入れておいていただきたいと思います。この5年間で、日本からインドに対する投資は過去の10倍。 それから、会社の数、進出企業の数からいけば、2倍になっています。また、ニューデリーにおいて進出した企業の数で言えば、50年間で100社と思います が、200社になるのにこの3年です。だから、数字は急激に変わっていますので、是非、その数字は知っておいていただければと思っています。猛烈な勢いで 変わりつつあるというのが、このところの日本からインドに関するビジネスマンの意識だと思っています。
 したがって、今のEPAの話につきましても、現実はいろいろなところの難しさを乗り越えて、前に進みつつあると理解をしていただければと思います。

【シン首相】
 御参会の皆様、プレスの皆様、経済連携協定、また、安全保障協定を日印両国間で締結をすることは、第三国を犠牲にしてはいけません。これは中国 を含めて申し上げております。インド、中国、また、海外において、私は再三申し上げておりますが、私は心から、インドと中国が決して競争をしているわけで はない。世界は、中国、インド、両国が開発の目標を達成することを十分可能にする余地を持っています。
 したがって、日本と経済連携協定を締結することが、決して第三国、特に中国の犠牲の上で立脚してはいけないと考えています。

」

いつやってたの?ってのが、正直な印象なんですが....。

小沢の不誠実、麻生の構想力

面白がって全部引用しちゃう!!
「
2008年10月21日(火)21:10
福田政権を総括する

自民党総裁選は下馬評どおり、麻生太郎の勝利で決着した。候補者5人の全国ツアーは自民の一体感をアピールしたが、対立軸を乱して争点を喪失させた観もあ る。自民党の狙いは総裁選の余勢を駆って解散総選挙に打って出ることだった。目論見どおりになったかは別として、日本国民は、あらためて総理大臣を自民党 総裁の麻生太郎に委ねるのか、民主党代表の小沢一郎に任せるのか、という選択に迫られる。

選択の前にやるべきは、福田政権の総括である。閣僚の不祥事で足元をすくわれ、過去の年金未記録で叩かれ、どこからか浮上した格差問題で責任を問われ、参 院選で大敗北、KY扱いされた安倍総理の突然の辞任を受けて、福田政権は誕生した。自称「背水の陣」内閣の滑り出しは60%前後の支持率。支持理由の大半 は「安定感がある」だった。国民的人気を背景に颯爽と登場した橋本内閣の成立時とほぼ同じ数字を獲得したのは、逆風が吹き荒れるなかでは上出来だった。

「安定感」が小泉・安倍の改革路線にブレーキを踏むことだとすれば、福田政権は期待どおりの活躍をした。公務員制度改革、地方分権改革、独立行政法人改革 など引き継いだ改革は、角を削られたり、先送りされた。三位一体改革は中途半端でもともと高く評価できないが、「格差是正」が至上命題となり、「地方法人 特別譲与税」や「地方再生対策費」など政策的逆戻りもみられた。

小泉・安倍路線と大筋では同じ方向に走ってきた民主が、突然方向転換して「子ども手当」や「戸別所得補償制度」など「大きな政府」政策を掲げて参院選に勝利したのだから、自民がそれを追いかけるのは自然である。

だが、民意に従ったはずの福田政権を民意は評価しなかった。支持率は墜落寸前の低空飛行を続ける。国際的には福田総理のリーダーシップが高く評価された洞爺湖サミットも、福田色を出したといわれる内閣改造も支持率回復にはつながらず、解散総選挙の大合唱が湧き上がる。

ここで福田総理はキャパが一杯となり、少しでもましな状況で総選挙を闘うために、マウンドを国民的人気者に譲ることを最後の仕事と決める。参議院で少数派 である以上「ねじれ」は解消されぬし、「郵政選挙」で膨張した議席数も維持できぬが、自公合わせて過半数を取れば、地に落ちた正統性は回復できる。「私は ね、自分自身を客観的に見る事ができるんです。あなたとは違うんです」といって辞任した判断は、言葉どおり客観的であり、理性的といえる。

福田政権は民意に翻弄されたのである。「ねじれ」のなかでめざす方向を失い、動けなくなった。安定ではなく停滞、それが福田政権であった。

民意は政治の基盤である。民意に逆らった政治を行なってはならぬし、逆らっても長続きはしない。また、民意におもねっては政治は合成の誤謬に陥ってしま う。民意を無視する政治も、民意に従うだけの政治も機能不全を起こす。民意の「罠」にはまった福田政権ののちに求められるのは、日本が繁栄を続けるビジョ ンを示すとともに、国民合意の醸成に全力で取り組み、その実現に向けた政策を確実に実施することにほかならない。

企業で例えれば、経営者と従業員がビジョンを共有し、一丸となって事業に取り組む姿である。明治維新と戦後復興、日本はこれまで2回は経験したはずだ。ど ちらも日本は危機的状況にあり、指導者は日本の生存を懸けたビジョンを描かねばならなかったし、国民は生きるために必死で働いた。それがこの国を豊かにし た。対立がなかったわけではない。むしろ血を流すほどの激しい争いがあった。みな真剣だった証しである。

豊かになった日本はかつての姿を失った。ベンチャー企業が大企業になったようなものだ。安泰なら、それもよかろう。だが、現在の日本もまた内外ともに大転 換期を迎えている。皆気づいてはいるが、誰も本気にならない。危機に気づかず死を迎える茹で蛙になぞらえられた日本は、ジワジワだが確実に訪れる危機を知 りながら対応できないでいる。

「糖尿病」にかかっている日本

危機とは何か。日本は「糖尿病」にかかっているということだ。

日本の貿易収支は1990年代から一貫して黒字であった。2000年前後、安い労働力を武器にした中国の著しい経済発展とともに、日本の産業は空洞化する と思われたが、それは一時的な懸念に終わった。日本の高度技術によって製造される部品や素材を中国が必要としたからである。世界市場は中国製品で溢れてい るが、そのじつは「ジャパン・インサイド」であり、中国の輸出が増えれば日本の輸出も増える、という構造が形成された。

近年の貿易黒字はほぼ10兆円。多くは米国やアジア諸国などへの海外投資となっている。リスクを恐れる企業は投資にも個人所得としても分配せず、内部留保 を決め込んでいる。恩恵を受けるのは公債を連発する政府だけだ。国内企業への投資が進まず、家計も潤わず、もっともおカネの使い方が下手なところにおカネ が回る。だから経済成長は頭打ちとなる。せっかくの栄養を血肉に変えられぬ糖尿病と同じではないか。

生み出した利益を民間投資と個人消費に回るように制度的・慣習的障害を徹底的に排除すると同時に、非効率な国のあり方そのものをリストラする。「糖尿病」からの脱却こそが、わが国の根本的課題なのである。

この問題を一層深刻にしているのが、少子高齢化、すなわち、労働力人口の減少、貯蓄率の減少、社会保障負担の増加である。高齢者・女性に働いてもらうのは 言うに及ばず、移民も視野に入れねばなるまい。長期的には子供を増やせればいいのだが、大人になるまでその分負担は増える。「糖尿病」からの脱却は並大抵 の努力ではできない。

中国が儲かれば日本も儲かる構造を支えるのは、中国の主な輸出先となる米国だ。その米国は、9.11以降、テロと大量破壊兵器の結合を安全保障上の最大の 懸念と捉え、アフガン、イラクに対して軍事行動を展開するなど、攻撃的な側面をあらわしている。反米感情が国際的に広まる一方で、グローバル化によって中 国やインドが台頭し、資源国の中東諸国やロシアに富が集中するようになった。欧州もまた世界的規範づくりやユーロ高を通じて、存在感を高めている。米国の 相対的な優位性は軍事的にも経済的にも失われないにしても、米国以外の国が力を付け、多極化が一段と進んでいる。

日本は、米国の変化に合わせて「世界の中の日米同盟」という地平を開いたが、多極化の世界では複雑な力関係の均衡が求められる。「世界の中の日米同盟」を 維持すべきか、それとは異なった戦略をとるべきか、国内の体質改善を進める傍らで、国益を守る基本戦略の再確認に迫られている。ポスト福田には、そうした 認識をもって日本のあるべき姿を考え、具体的な政策を示し、国民ときっちり合意形成をしたうえで、確実に実行してもらいたいのである。

麻生太郎の道州制論

こうした観点から、麻生太郎か、小沢一郎か、を問われれば、彼らのこれまでの著述や発言を追うかぎり、麻生のほうに軍配を上げざるをえない。

麻生にはユーラシア大陸に沿って自由の輪を広げ、豊かで安定した開かれたアジアを形成することをめざす「自由と繁栄の弧」という構想がある。明らかに米国 支持の表明であり、相対的に力を弱めかつ孤立感を高める米国にとって歓迎すべきものとなっているが、価値を共有する欧州を排除するものではない。また一方 では、中国に対する期待と牽制にもなっている。米国を国際秩序の中心に位置づけながら欧州をも排除せず、中国の安定的発展を促すという多極対応で、安全保 障と経済という国益を確保する基本戦略を麻生は示している。少なくともそこには国際的大局観がうかがえる。

国内について麻生は、霞が関を中心とする中央集権システムを解体し、道州制を導入しようと主張している。中央集権は、明治維新や敗戦後の復興には大きな効 果があった。だが、ナショナルミニマムがほぼ達成され、豊かになった現在の日本にとっては中央集権では無理がある。その結果が、地方の衰退である。

日本の発展のためには道州制を導入し、公共事業、産業振興、社会福祉などの権限やそのための税源を移すことによって地域の経済的自立を図るとともに、中央 政府を小規模にして外交、国防、司法などに特化する。これが彼の道州制論である。細部にわたる議論はないが、「糖尿病」からの脱却をめざす基本戦略と読み 取れる。

麻生のもっとも大きな特性の1つが、小泉総理に勝るとも劣らない国民とのコミュニケーション能力だ。「失言」も懸念されるが、飾らない言葉、明るい表情、 マンガやアニメを好む大衆性が若者やオタクをも惹きつけている。小泉総理は「郵政選挙」を圧倒的な支持で勝利した。ポピュリズムと非難もされたが、国民と の合意形成がうまかったともいえる。民意に翻弄されることなく、難しい国の体質改善を進めるには、こうした国民とのコミュニケーション能力は不可欠であ る。

立派なアイディアがあっても、国民との合意形成ができなければ、何もできない。アイディアは借りてくることもできるが、コミュニケーション能力はそうはいかない。麻生には国の指導者として欠かせない能力があるようにみえる。

一方の小沢の議論は説得力に欠ける。国際社会に対しては、国連中心主義である。国連が認めない活動は行なってはならない、国連が決めたことなら「平和維持 活動や国連平和維持軍はもとより、多国籍軍にも日本は積極的に参加すべき」「危険地域であっても血を流す覚悟をもって行くべき」という立場だ。

そもそも国連は国際的な「主体」ではなく、国益を背負った加盟国による競争の「場」という性格をもつ。その「場」の意思に従うだけでは、日本が国際社会の なかで何を重視し、何を守ろうとしているか、誰にも伝わらない。会議で何も発言しないが、決まったことにはひたすら汗を流すお人よしのようなものだ。小沢 の国連中心主義は、一見、多極化の時代にふさわしい戦略に見えるし、日本的美学の匂いもするが、これでは複雑な力関係を背景に各国の駆け引きが行なわれる 国際社会において、国益を維持していくことは困難だ。長年マキャベリズムの世界に生きてきたはずの小沢にしてはナイーブすぎる。

小沢には『日本改造計画』という日本のあり方を示す代表的著作がある。基本理念は「自己責任」、前書きはその象徴となっている。いわく、グランドキャニオ ンには転落防止用の柵がない。断崖絶壁の向こうに落ちるも落ちないも自己責任である。実際に年に何人も転落して死亡しているが、誰も柵を付けろとはいわな い。日本をこうした自己責任の社会に変えなくてはならない……。

つまり、何でもかんでも国に依存する日本社会の体質を「自分でできることは自分でする」という理念で作り変えろということであり、麻生の道州制の議論と考え方は変わらない。「糖尿病」対策の基本思想として理解できる。

だが、昨年の参院選で「国民の生活が第一。」というスローガンの下に「子ども手当」の支給や農業の「戸別所得補償制度」の創設など、自己責任とは逆方向の 政策を示して以来、それを持論としている。状況が変われば政策も変わってしかるべきだが、現在のほうが『日本改造計画』当時より、国には余裕はない。自己 責任の追求というなら、自民党がめざしてきた方向性も同じであり、批判するなら、それが中途半端になっていることだろう。

「なにしろ私の生涯の政治目標は政権を代えることだから。それさえできれば何でもします」といって、小泉・安倍と続いた改革に疲れた有権者をさらい取るの は、選挙戦術としては合理的であっても、自ら描いたビジョンに誠実ではない。政権獲得後にさらにもう1度方向転換すると期待する向きもあるが、それでは有 権者に対する裏切りとなる。

自民を変えるといって自民を出奔し15年、政権交代の鬼と化した小沢は破壊者ではあっても創造者には見えない。いま必要なのは破壊と創造である。小沢の本 心はよくわからない。説明もよくわからない。わからないことがカリスマ性と同時に信用が置けないという雰囲気を醸し出している。愛想はずいぶんよくなった し、メディア露出も増えたにせよ、そうした小沢に小泉総理がやったような国民的合意形成ができるとは考えにくい。

総選挙後こそが正念場だ

政策の実行力については2人とも未知数だが、何をするにも、チーム力が必要である。チーム麻生とチーム小沢のどちらが優秀かわからないが、いずれも二大政 党のトップに上り詰めた政治家なのだから、性質は異なってもリーダーシップがないはずがない。重要なのは、彼らのチームが一体感を維持しながら困難な仕事 に突き進むためには、しっかりとしたサポーターが必要だということ、すなわち世論に訴えかけ、国民から直接的な支持を得なければならない。その重要性は小 泉政権で実証されている。この点でもやはり、コミュニケーション能力に長けた麻生のほうが分が良さそうだ。

もっとも総選挙に突入すれば、麻生もこれまで説いてきたビジョンや政策の方向性とは反する耳ざわりのよいことを訴えてくるかもしれない。事実、彼の財政出動の議論には、小沢の「子ども手当」や農業の「戸別所得補償制度」のような選挙対策の影が見える。

一方、「バラマキ」と批判された小沢のほうは、財源確保のための具体策を示し、筋を通そうという努力が窺える。いずれ両党はマニフェストを発表するだろうが、それぞれの理念とビジョンに基づいた体系性のある政策を示してもらいたいものである。

有権者は理性だけでは動かない。だが、政党がきっちりとしたマニフェストを示すならば、それを理性的に判断して選択するのが日本の民主主義の発展には重要である。そうしないかぎり、マニフェストは意味のないものになってしまい、有権者は政権選択の重要な指針を喪失する。

選挙の結果は、麻生になるか小沢になるかはわからない。明らかなのは、いずれになっても総選挙後こそがわが国の正念場、ということだ。

麻生が勝てば、与党としての正統性をアップデートできるが、「ねじれ」がある以上、世論の「罠」で停滞した福田政権とは異なるにせよ、そのビジョンと政策 を推し進めるにはそうとうの抵抗が予想される。小沢が勝てば「ねじれ」はなくなるが、彼のビジョンと政策がそのまま実行されることにはまだ不安がある。

どちらになっても日本丸の進路は険しいわけだが、それに業を煮やした勢力が自民と民主のバランスを崩す行動に出るかもしれない。政界再編などやっている時間的余裕はないようにも思えるが、それが日本を危機的状況から救う近道のようにもみえる。(文中敬称略)

」

「

常務取締役・国家経営研究本部長

永久 寿夫 (ながひさ・としお)

専門分野 【 政治問題 】

日本の政治行政制度、政治プロセス、公共政策、国政・地方選挙などの分析・研究を通じ、問題提起や政策提言を行なっている。


常務取締役・国家経営研究本部長 永久寿夫

経歴

  1982年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同年PHP総合研究所入社。88年、スタンフォード大学にてロシア・東欧学修士号(A.M.)取得。94 年、カリフォルニア大学(UCLA)にて政治学博士号(Ph.D.)取得。国家経営研究部長などを経て、現在に至る。杉並区行政評価検討委員会委員、神奈 川県「21世紀の県政を考える懇談会」委員、内閣府国際青年育成事業ハンガリー派遣団団長、東京外国語大学非常勤講師、熱海市行財政改革会議委員などを歴 任。NPO法人パンゲア理事、PHPマニフェスト検証委員会事務局長、「世界を考える京都座会」事務局長、「次代を考える東京座会」メンバーを務める。メ ルマガ『PHPリサーチニュース』でコラムを連載中。

【 主な著書 】

・ 『二十一世紀日本国憲法私案 新しい時代にあった国づくりのために』(江口克彦・永久寿夫編著 PHP研究所)

・ 『こんなのはじめて!スラスラ読める「日本政治原論」』(永久寿夫著 PHP研究所)

・ 『世界はこうして財政を立て直した-9カ国の成功事例を徹底研究-』(林宏昭・永久寿夫編著 PHP研究所)

・ 『いま「首相公選」を考える』(弘文堂編集部編)

・ 『地方分権への道標』(静岡県編)

・ 『日本の安全保障と憲法』(加藤秀治郎編 南窓社)

・ 『国際政治学の基礎知識』(加藤秀治郎・渡辺啓貴編 芦書房)

・ 『ゲーム理論の政治経済学――選挙制度と防衛政策』(PHP研究所)

【 近年の雑誌論文 】

・ 「もはや自民も民主も不要!」『Voice』(PHP研究所)2008年7月号

・ 「北海道道州制特区の悲惨」『Voice』(PHP研究所)2008年2月号

・ 「安倍政権へ『15の提言』」『Voice』(PHP研究所)2006年12月号

・ 「日本外交の新基軸は何か」 『改革者』(政策研究フォーラム)2005年3月号

・ 「二十一世紀日本国憲法私案」『Voice』(PHP研究所)2004年12月号

【 その他 】

・NEWS23、サンデー・モーニング、ブロードキャスター(TBS)、スーパーニュース(フジテレビ)、報道ステーション(テレビ朝日)、Channel News Asia(シンガポールTV)、夜エクスプレス(日経CNBC)など。

」

ちくちくやりながら、結論出さない辺りは、流石だおね。

「解散ないなら方針転換」民主・輿石氏、対決路線を示唆

手詰まり感ありあり
「
2008年10月22日(水)20:04

 民主党の輿石東参院議員会長は22日の参院議員総会で、政府が提出予定の金融機能強化法案などについて「何もかもどさくさに紛れて一気に民主党が 容認するだろうという姿勢は絶対に許せない。解散先送りという事態がくれば、基本方針を変えることは十分あり得る」と明言した。

 月内の補給支援特措法改正案の成立直後に首相が解散しなければ、対決路線に転換する考えを示したものだ。

関連ニュース

」

やっぱり自民の方が一枚上手か?
つーか、与党が主導権握るのは自然な話だよね....。