月曜日, 11月 10, 2008

給付金「評価せず」58% 内閣不支持42%、支持40%

暢気に評価してる場合でもないんだけどね....

 共同通信社が8、9両日に実施した全国電話世論調査で、政府が追加経済対策に盛り込んだ総額2兆円の定額給付金について、「評価しない」と答えた人が58・1%に上り、「評価する」の31・4%を上回った。

  事業規模約27兆円の追加経済対策全体でも「評価しない」47・9%に対し、「評価する」は37・1%にとどまり、経済対策が支持を得てない状況が浮き彫 りになった。定額給付金の効果が不透明なことや「ばらまき」的な財政支出は財政危機を招く、との懸念が強いためとみられる。

 麻生内閣の支持率は、10月18、19両日の前回調査より1・6ポイント減の40・9%。不支持率は3・2ポイント増の42・2%で、内閣発足後初めて支持、不支持が逆転した。

 「大胆な行政改革を行った後、経済状況を見た上で三年後に消費税率を引き上げる」との麻生太郎首相の方針には、55・0%が「反対」とし、「賛成」は40・5%だった。

  望ましい政権の枠組みは民主党中心が43・2%で、自民党中心は36・1%。次期衆院選での比例代表投票先は民主党35・5%に対し、自民党33・6%。 いずれも前回に続き自民党が下回っている。一方、麻生首相と小沢一郎民主党代表の「どちらが首相にふさわしいか」では、麻生氏(51・0%)が小沢氏 (24・4%)を前回同様引き離した。

 政党支持率は自民33・8%、民主26・5%、公明3・5%、社民3・0%、共産2・5%、国民新0・5%、新党日本0・1%だった。


経済対策の良し悪しは別として、今回スピード感が重視されてたような気もするんだけど、しくじりの半分は、野党の抵抗のせいだ!なんて言わせないように、自衛しとくべきなんじゃないの? まぁ、だからどっちが政権取ったにせよ、五十歩百歩の認識がいつまでたっても拭えないんだろうけど....。

首相「自発的辞退が簡単」 給付金に所得制限設けず

所詮無責任なバラ撒きだぁな

 麻生太郎首相は10日 昼、総額2兆円の定額給付金の支給対象について「所得制限はすごく手間がかかる。法律がいるから面倒くさくなる。自発的に(辞退を)やってもらう方が簡単 ではないのか」と述べ、所得制限を設けず一定年収以上の高額所得者が自発的に受け取りを辞退できる方式が望ましいとの認識を表明した。官邸で記者団の質問 に答えた。

 所得制限は法的措置が必要な上、市町村窓口などでの手続きも煩雑になり、大前提の2008年度内支給が困難になると判断したとみられる。

 首相は「基本的に貧しい人にいくのがいい。必要がないなら取りに行かなくて結構だ。余った分はよそへ回せる」とも述べた。全国市長会長の佐竹敬久秋田市長が所得制限に難色を示したことに関しても「手間のかからない方法を採用するのが当然だ」と指摘した。

 定額給付金について、首相は10月30日の記者会見で、全世帯に支給すると表明した。しかし11月4日には「豊かなところに出す必要はない」と所得制限の必要性に言及。6日には自発的辞退案に「いろいろな案を検討するのはいいことだ」と述べていた。

2008/11/10 13:49 【共同通信】