水曜日, 12月 03, 2008

小沢氏「選挙管理内閣」構想…与党に動揺 自民分裂に誘い水?


産経新聞2008年12月3日(水)08:05
 民主党小沢一郎代表が提唱した与野党の「選挙管理内閣」構想が、与党側の動揺を誘っている。構想が現実化する可能性は低いものの、自民党分裂の「引き金」になりかねないためだ。小沢氏は今後も、麻生政権が早晩行き詰まるとみて、第2、第3の矢を放つ構えだ。(小島優)

 「麻生政権が行き詰まったとき、自民党でたらい回しするのではなく、与野党一緒になって『選挙管理内閣』をつくって、衆院解散をすべきだ-ということではないか」
 参院民主党の平田健二幹事長は2日、国会内の記者会見で、小沢構想をこう説明してみせた。平成21年9月で衆院議員は任期満了を迎えるため、それ以前に首相が退陣した場合には、次の政権は与野党で政権をつくる「超大連立内閣」にして衆院選を実施すべきだというわけだ。
 小沢氏も1日、埼玉県熊谷市で記者団に対し、首相が退陣した場合の政局展望について「『選挙管理内閣』となれば、各党とも衆院選(を実施すること)で意見が一致する」との見通しを示した。
 麻生政権は、定額給付金などの政策課題で二転三転したうえ、首相自らの相次ぐ失言・放言で、求心力が回復する兆しはみえない。塩崎恭久元官房長官、渡辺喜美元行革担当相ら自民党の中堅・若手も、20年度第2次補正予算案の今国会提出を見送った首相に対する不信感を公然と口にするなど、党内の混乱ぶりは深刻化するばかりだ。
 小沢構想には、こうした自民党の混乱を増幅させて解散風を煽(あお)る狙いがあるとされる。これにより、選挙地盤が安定せず「逆風選挙」を警戒する自民 党の一部議員を政界再編に走らせ、自民党を分裂状態に追い込み、「小沢氏の究極の目的」(自民党幹部)とされる同党解体に持ち込めるとの読みがある。
 実際、公明党幹部は「小沢氏が自民党の中に手を突っ込み始めたということではないか。彼の得意な手法だ」と警戒感を隠さない。
 与党側が小沢氏の言動に神経をとがらせるのは、今回の構想に加え、小沢氏が与謝野馨経済財政担当相と囲碁を通して交友を深めているとの事情がある。 「『与謝野暫定政権』をつくろうとしているのではないか」(自民党中堅)と、自民党内で過敏な反応が出るのも、小沢氏の仕掛けに対する不安感の裏返しだ。
 また、菅直人代表代行も加藤紘一、山崎拓両元幹事長と接触しているうえ、前原誠司元代表も「中川秀直元幹事長とは会っている」と周辺に漏らしている。
 民主党幹部は、「自民党分裂を導き出すシナリオは深く、静かに進んでいる。衆院選前後は政局の主導権を握れる」と語る。剛腕な政治手法で知られる小沢氏が、政府・自民党をどこまで追い詰めることができるのか。「小沢戦略」は、これからが正念場だ。

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結果、経済的に悪化していくだけで、政治家がそれを手を拱いて見てるだけのように感じるのが腹立たしい。 シナリオなんかいらない! とにかく何らかの対策打ってくれ!

首相、1兆円新交付金を了承 揮発油暫定税率の維持も


共同通信2008年12月2日(火)22:29
 来年度からの道路特定財源の一般財源化に当たって、麻生太郎首相は2日、(1)道路整備を中心とした公共事業に使途を限定した1兆円規模の新たな交付金を創設し地方へ配分する(2)本来より負担を重くしている揮発油税などの暫定税率を3年間維持する-との自民党案を了承した。新交付金は生活道路整備支援のため配分している現在の交付金(約7000億円)よりは使い道が広がる。混乱が続いてきた配分方法の大枠が固まった。

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どの辺りが一般財源化なんだ?

地方へ1兆円は公共事業の「交付金」 首相が大筋了承
朝日新聞2008年12月2日(火)21:57
 麻生首相は2日、自民党の道路特定財源の一般財源化プロジェクトチーム(PT)座長の谷垣禎一元国交相と首相官邸で会談し、首相が指示した「地方に1兆円配分」の具体策として、公共事業に使途を限定した交付金にする案で大筋了承した。
 福田前首相は5月に一般財源化する方針を閣議決定したが、道路整備を含め使途を一定程度縛る「交付金制度」としたことで、骨抜きになる恐れがある。首相は、揮発油税などの暫定税率を3年間程度維持する方針も受け入れた。PTは5日にもとりまとめ案を決定する方針だ。
 「地方に1兆円配分」については、首相は「地方が自由に使えるカネだ」と説明し、11月19日には使途を縛られない地方交付税にすると明言。しかし、道 路族を中心に自民党側が「交付税だと自治体が人件費や借金返済に充て、道路整備が滞る」(幹部)と反発したため、首相は発言撤回に追い込まれていた。(林 尚行、五郎丸健一、座小田英史)


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経済に特効薬はない=財政出動による内需喚起で与謝野担当相


トムソンロイター2008年12月2日(火)12:42
 [東京 2日 ロイター] 与謝野馨経済財政担当相は2日、閣議後の会見で、景気悪化が深刻化するなかでの財政出動について「経済に特効薬はない」とし、否定的な見方を示した。
  足元の経済状況について、与謝野担当相は「ひとつふたつの薬を飲むとよくなるという状況ではなく、かなり耐えていく時期が長くなる状況だ」と厳しい認識を 示した。さらに、「今回は需給ギャップが大きくなる、あるいは在庫が積みあがるという従来型の不況ではなく、金融危機から始まった非常に特異な景気後退の局面だ」とし、「こうした複合的要素を持ったものには、一歩ずつ、できる限りのことをやっていく姿勢で対応するのが正しい」と語った。

 自民党内 で、来年度予算編成に関して、社会保障の自然増2200億円の抑制や公共事業3%カットなどシーリングで定めた歳出枠を見直すべきとの議論が出ていること に関して、与謝野担当相は「予算編成のひとつの大事な約束として、シーリングはきちんと守ることが財政のけじめと考える」と述べ、方針を堅持していくべき との考えを示した。

 株価が大幅下落していることに関連し「米国経済・日本経済の将来に不安を持っていることが先行指標の株価に表れている」と述べた。

 また、円高進行については「相対的に安全な経済としての円買いシフトが行われている。円が高くなることは、円の通貨だけで見ると悪い話ではないが、輸出産業は相当つらい。輸出産業の収益が圧縮されている」と述べた。

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耐えるのを強いるにしても、先の光明を描いて欲しいんだけどね、政治家の皆様には....。

雇用対策に3年で10兆円 予算特別枠案、首相が検討
朝日新聞2008年12月3日(水)03:08
 景気後退を受け、雇用対策などのために今後3年間で計10兆円の予算特別枠を設ける案が2日、政府内で浮上してきた。毎年度の予算編成で「公共事 業費は前年度比3%減」などと上限を設けている「概算要求基準(シーリング)」と別枠にする。歳出を抑えるシーリングの仕組みを維持しつつ、期間限定で景 気対策を進める狙いだ。
 2日午前の閣議後、麻生首相が二階経済産業相や金子国土交通相と会い、予算特別枠案を話し合った。
 案によると、国の09年度予算から毎年3兆円規模の別枠を3年間続ける。主に失業者対策や新たな雇用創出などにつながる事業を想定している。財源には、公共事業などに限って発行できる建設国債などで賄う案が出ている。
 政府は毎年度の予算編成で、シーリングで分野ごとに上限を定めてきた。09年度予算編成では7月、小泉政権時代にまとめた「骨太の方針06」に基づき、「公共事業3%削減」や「社会保障費の伸びを2200億円抑制」などを閣議了解している。
 自民党内では、財政出動をしやすくするため、シーリング撤廃を求める声が高まっていた。2日には自民党執行部からも、3年程度のシーリング凍結を政府に求める動きが表面化。麻生首相はシーリングを維持する考えを示したが、一方で与党に「景気への機動的対応」も指示した。
 財務省など政府内では、シーリングを撤廃すれば「歳出増へ歯止めがかからなくなる」と警戒する声が強い。このため、期間限定の特別枠を設ける「折衷案」が浮上したと見られる。ただ、財源として建設国債の発行を増やせば国の借金はさらに膨らみ、財政悪化は進む。

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動き遅くねぇ? 何もしないよりは、やって悪いばかりじゃないんだろうけど、後手後手周りっぱなしだから、効果薄れるし、財政悪化だって槍玉に上がるんでしょ?

<田母神・前空幕長>戦中に核兵器あれば「やり返してた」

毎日新聞2008年12月2日(火)13:00
 政府見解と異なる文書を懸賞論文に公表し更迭された田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長(60)が1日、日本外国特派員協会で講演し「普通の国の ように軍を使うことができないのは歴史認識の問題」と従来の考え方を繰り返し強調した。「(核保有を)議論するだけで(核)抑止力が向上する」などと国内 外での「本音の安全保障論議」の必要性を訴えた。
 「危険人物の田母神です」とユーモアを交えつつ講演を始めた田母神氏だが、本題では「白 人国家がアジアを侵略したことはそっちのけだ」などと第二次大戦の戦勝国による歴史観の定着に危機感を示した。4年前、親善訪問の場で、日本の侵略の歴史 を話し続ける中国軍幹部を遮り、日本の立場を擁護する発言をしたと語った。「どんな国家にも光と影があり、触られたくない歴史がある」と述べた。
  また核武装論議をタブー視してきた現状の安全保障論議に不満を表明。欧米メディアから「戦中の指揮官で核兵器を保有していたらどうしたか」と聞かれ、 「(連合国側に)落としたかと言われると、やられればやるのではないかと思います」と述べた。アジア、欧米など十数カ国の記者ら数百人が集まったが、講演 は淡々と進んだ。【本多健】

「田母神俊雄」とは (gooWikipedia記事検索)
田母神・前空幕長の論文から思うこと (石破茂ブログ)

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調子に乗り過ぎじゃないの?このばか。 たかが公僕の一兵卒が、何勘違いしちゃったんだろう....。

将来の離党・新党結成に含み=「地道に仲間増やす」-自民・渡辺氏



時事通信2008年12月2日(火)12:30
 自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は2日午前のテレビ朝日番組で、将来の離党・新党結成などの可能性について「(自身の麻生政権批判に対して)『自民党から出て行け』とかずいぶん言われ始めたが、もっと言われるとそういうことになる可能性もないわけではない」と含みを残した。
 渡辺氏は、「同志」を結集できるかどうかに関し「2カ月前に(党総裁選で)新総裁をつくったので、そう簡単に20人も30人も(離党へ)かじを切 れる状況にはない」と指摘。その上で、「タイミングもある。今は、地道に仲間を増やしていくしかない」と述べ、当面は突出した行動は控える考えを示した。  

渡辺喜美議員 公式ページ

渡辺喜美 (goo Wikipedia 記事検索)


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コイツ褒める気はサラサラないけどね....。

「大連立」経て政界再編を=中川秀氏らと大同団結-自民・渡辺氏
時事通信2008年12月1日(月)18:30
 自民党の 渡辺喜美元行政改革担当相は1日午後の日本BS放送の番組収録で、今後の政治の在り方について「早く選挙をやり、首相指名の1、2位コンビで話し合って危 機管理内閣をつくるべきだ。その先は政界再編に向けばらけていくことがあってもいい」と述べた。次期衆院選での比較第1党と第2党による「大連立」を経 て、政界再編に発展していくのが望ましいとの考えを示したものだ。
 渡辺氏はこの後、記者団の質問に答え、自民党の中川秀直元幹事長や小池百合子元防衛相らと結成する社会保障に関する議連などを挙げ「争点ごとのいろいろな集団が大同団結することもあり得る」として、再編に向けた連携相手として中川氏らを念頭に置いていることを明らかにした。 

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