火曜日, 3月 16, 2010

岡田・前原・長妻大臣、「切れ味」イマイチ


2010年3月15日(月)22:28 読売オンライン

 鳩山政権の 牽引 ( けんいん ) 役と期待された岡田外相、前原国土交通相、長妻厚生労働相の3人が、政権発足から半年たっても存在感を発揮できずにいる。
 岡田、前原両氏は党代表を経験し、長妻氏も年金問題で政府を厳しく追及して名をはせたが、閣内では、野党時代のような「切れ味」を発揮するのは難 しいようだ。

 ◆突出ぶり目立つ◆
 岡田外相にとって最大の懸案は、5月に決着期限を迎える米軍普天間飛行場の移設問題だ。米側との交渉などに当たるはずの岡田氏だが、今のところ政 府・与党案のとりまとめの責任者の平野官房長官が主導権を握っている。外務省では「関係他省が政権内の力学を感じ取り、岡田氏の意向が通らなくなる」とい う懸念が出ている。
 岡田氏は昨秋、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)への統合案に突然言及して地元首長らの猛反発を招き、「落としどころ」という見方もあった同 案の実現は難しくなった。こうした突出ぶりばかりが目立つ岡田氏は、「最近の調整作業からは外されている」という見方も出ている。

 ◆煮え切らない◆
 前原国交相は政権発足直後には、 八ッ場 ( やんば ) ダムの建設中止や羽田空港の「24時間国際空港化」などを打ち出し、閣内でもひときわ注目を集めた。ただ、関係自治体などへの根回し不足か ら、地元の反発を受けた。
 党内では小沢幹事長と距離を置き、小沢氏の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件でも「政治家の倫理観の話だ」と批判的な発言を繰 り返している。しかし、具体的な行動は一切起こさず、党内には「煮え切らない」という評がある。

 ◆影が薄い◆
 「ミスター年金」という異名をとった長妻厚労相も、影が薄い。
 「子ども手当」では当初「地方負担を求めない」と主張したが、結局は児童手当の地方負担分を活用せざるを得ない結果となった。専門とする年金記録 問題でも財源確保ができず、2013年度までの全件照合目標は事実上、達成が難しくなった。政権全体の方向性を読めずに空回りすることが多く、官僚とのぎ くしゃくした関係も相変わらずだ。
 長妻氏は15日、省内で記者団が「野党時代の歯切れのよさが失われたのでは」と尋ねると、「よくよく検討しないと影響が大きい。慎重に発言するこ とは必要だ」と反論した。


時間がなぁい!を理由にネットから遠ざかって結構経った。
その間、衆院選で自民が大負けして、これを一所懸命書いてた頃の論調よろしく政権交代って話になった訳だけど...
国のヴィジョンが見えない点は、自民も民主も一緒だね。
麻生さん下ろしが成ればちったぁ暮らし向きが良くなるんじゃ!?などと考えてた頃が懐かしい。

恐ろしく短絡的に言えば、公僕がこぞって責任取らん体制が若干なりとも修正できれば、政権交代なんぞこのレベルでイイんじゃないかと思う。 自民党にあっては珍しく長期政権となった小泉さんが目指した通り、てめぇの食い扶持はてめぇで稼げってことで、景気悪いことで麻生さん追い詰めたところで、出来上がった政権がこの程度なら、選んだ責任取れって言われることの方が腹立たしくなる...。
政治家に責任ないなんて言うつもりはないものの、運営する側より批判する側の方がお気楽で簡単だってのは、誰もが認めるトコでしょ...。

とは言え、野党に堕した自民党も、切れ味鋭いようには見えないけどね...。