金曜日, 11月 21, 2008

首相発言「かつてない軽さ」=小沢民主代表


時事通信 2008年11月21日(金)20:30

 民主党小沢一郎代 表は21日、青森県弘前市内で開かれた同党衆院選候補の会合で、郵政民営化などをめぐる麻生太郎首相の一連の発言について「天下の総理大臣がその場、その 場でへらへら物を言い、みんなにちょっと言われればすぐ訂正。これほど総理大臣の言が軽い(ことは)いまだかつてなかった」と厳しく批判した。

 小沢氏は「われわれが国会で追い込むとか追い込まないとかいう問題ではなく、国民の方から『こんな内閣でいいのか、審判を仰げ』という声が必ず大きくなる」と指摘。「政府・自民党は近いうちにそれに抗し切れないところにくる。従って総選挙はそう遠くない」と強調した。

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どんな発言したところで、ちゃんとやってくれるなら、どーでもイイんだけどね。 にこちゃんも失言追い捲って、コイツの責任云々に追い込みたいんだろうけど、むしろ問題とすべきなのは、坊ちゃんの失言癖よりも、情報の風通しの悪さなんじゃないのかな?

そも坊ちゃんを担いだ狙いは、選挙対策としては、ソコソコ国民受けしてる....からだったはずで、お陰で現内閣は、政策等の公表窓口も、ある意味坊ちゃん一本に絞っちゃった弊害が、ストレートに自民の首絞めてるのが、現状の構図でしょ?

加えて、自己顕示欲強過ぎだろ、この男

本来の政策発表なんかが、どんなかっこうで実施されるのか?!なんぞ知らんけど、固まり切らん内でも、一般受けしそうな話があると、先走ってしゃべっちゃうんじゃないの?
恰も自身の功績のように!

それだけならまだしも、坊ちゃんの坊ちゃんたる所以は、人を見下した態度にある訳だから、集まった記者団なんかも、馬鹿にするだけしまくる。 直近の例だと「 首相は20日夜、会談について記者団に「丁寧に真意を説明し理解をいただいた」と述べたが、会談内容を問われると「発言の内容を私からあなたに説明する必要はない」と語った。 」って、不快を感じた本人に謝罪したからイイって理屈なんだろうけど、あんたの発言の真意がどこにあったんだか、知りたがってる国民もいるぞ!ってことには、一切振り返らない。 国民馬鹿にするにもほどがある。

何か、取り返しのつかない方向に、ミスリードされてってる気がするんだけど、それでも自公政治がイイのかな、この国の人々は....?

自民中堅・若手、2次補正提出を要請 政策の実現迫る

朝日新聞 2008年11月21日(金)21:13

 自民党の中堅・若手の有志24人が21日、定額給付金など新経済対策を盛り込んだ第2次補正予算案の今国会提出を求める麻生首相あての要望書を河村官房長官に手渡した。迷走続きの麻生政権に「政策の実現」を迫る狙いがある。

  有志は、塩崎恭久元官房長官、茂木敏充前行革担当相、渡辺喜美元行革担当相ら。要望書では「国民は『結果の出ない政治』に辟易(へきえき)しており、政治 の強力なリーダーシップによる国民生活の充実に期待している」と指摘。「今こそ経済危機克服に向けた総理の不退転の決意を示すため、第2次補正予算案、関 連法案を早期に今国会に提出し、年内成立へ向けて全力をあげられるよう強く要請する」とした。

 河村長官は「(民主党から)これまでいろいろと苦い、煮え湯を飲まされた国会運営があった。年内に予算案が成立する担保がないとなかなか難しい」と回 答。政権の足元がふらつくなかでの有志の活動に神経をとがらせてか、「政権の足を引っ張るという風に見る人も出てくる。利用されないよう気をつけて」と注 意を促した。

 要望書には当初、「全力で麻生内閣の取り組みを応援します」との文言があったが、最終的に削除。有志の一人は「政策の遂行を求めているので、麻生内閣を持ち上げても仕方ない」と説明している。

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道路特定財源の話に比べりゃ、やりたいことがハッキリ分かるし、理解しやすいね。 どうせ政権の足引っ張るって話なら、郵政民営化やら道路族やらの集まりより、よほど好感が持てる。 まぁ、分かりやすいからコメントできるんだけどね....。
写真の兄ちゃんの 「 政局より政策だって、私は逃げないって、首相自ら仰ってるんです! 二次予算を来春まで逃げるってことですか? そんなことは許されるべきじゃない! 」 というイキのイイ発言をTVで見かけて、とにかく載せようと思った。

それよりも、間抜け官房長官の、「年内成立の言質が取れるなら....」云々発言には、驚かされた。 政治がバーターで成り立つことぐらい承知していても、出してもいない法案の賛成が確認できて初めて法案を出すなんて出来レースが、許される訳があるまいに....。 本気で考えてるなら、それこそが問題だ。

せいぜい、先送りしかできないんだろ、この人は....

2次補正予算案の国会提出時期、来週にも判断を=官房長官

トムソンロイター 2008年11月14日(金)10:57

 [東京 14日 ロイター] 河村建夫官房長官は14日午前の定例会見で、追加経済対策に伴う2008年度第2次補正予算案の国会提出時期について、来週にも判断することが好ましいとの考えを示した。

 与党内では、今臨時国会への提出を見送り、年明けの通常国会を早期に召集して処理する案が浮上している。

 河村官房長官は2次補正の提出時期に関して「(麻生太郎首相が)金融サミット(緊急首脳会議)から帰り、引き続きAPECアジア太平洋経済協力会議)もある。その間に(提出時期について)最終的な判断をいただくことが好ましい」と語った。

 麻生首相はワシントンで開かれる金融サミットから16日午後に帰国する予定。APECはペルーのリマで22、23日に開催されるため、30日の臨時国会の会期もにらみ、来週中に判断すべきとの認識を示した。

 通常国会の召集時期についても「(麻生首相が)金融サミットから帰ったら、協議したい」と述べ、補正提出のタイミングと併せて議論する考えを示した。

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「交付金」ならつじつま合う 「交付税」化に道路族猛反発

産経新聞

 道路特定財源の一般財源化をめぐり、麻生太郎首相が1兆円の「交付税」化を明言したことを受け、自民党道路族が20日、猛反撃を開始した。首相は交付税についてはややトーンダウンしたが、これまで沈静化していた道路政策をめぐる党内の対立が再燃することは確実で、年末の予算編成に向けて波乱含みの展開となってきた。(坂井広志)

                   ◇

 20日午前、道路族の「牙城」である道路調査会(山本有二会長)は騒然とした雰囲気で始まった。山本氏が「首相はしばしば言葉を間違える。『地方に対す る交付金』と読めば全部つじつまが合うので、われわれはそういう議論を進めていく」とあいさつ。「地方交付税にすれば(地方の)借金返済に充てられ道路行 政に支障が生じてしまう」と述べ、交付税化を断固阻止する考えを表明した。

 首相が先月30日に表明した方針は「道路特定財源の一般財源化に際し、1兆円を地方に移す」だった。地方の自由な財源にするならば、使途を制限しない「地方交付税」化するのがもっともわかりやすい。

 しかし、年15兆円規模の交付税に1兆円を繰り入れてしまうと「地方のありがたみは薄れてしまう」(自民中堅)。加えて赤字体質の地方自治体は人件費などに使ってしまう懸念もあり、「交付税特別会計を所管する総務省の焼け太りになるだけだ」(自民重鎮)との声も上がる。

 しかも、道路特定財源5・4兆円(20年度)のうち地方税分は2・1兆円。国税分は3・3兆円(うち揮発油税2・7兆円)だが、このうち6000億円は 補助金として、7000億円が地方道路整備臨時交付金として地方に配分され、直轄事業など純粋な国の予算は2兆円に過ぎない。

 ここで自民党内で妥協案として浮上しているのが、道路整備に限定し、地方に裁量権を付与した地方道路整備臨時交付金の拡充だ。道路族には同交付金をどこまで拡充させるかに論点を絞りたいとの思いがある。

 しかし、道路整備に限定すれば、福田康夫前首相が5月13日に閣議決定した「道路特定財源の一般財源化」の趣旨に反する。一般財源化を支持した若手改革派が猛反発することは確実で、首相の改革姿勢を問われかねない。

 ただ、完全に一般財源化すれば、「早期の道路整備」を理由に本則の2倍を課した揮発油税の暫定税率の存廃論議を再燃しかねない。すでに自動車業界からは 「道路整備に使わないならば暫定税率を軽減すべきだ」(関係者)との声が上がっており、収拾がつかなくなる可能性もある。

 こうした情勢を受け、首相は20日、「地方が使えるお金が1兆円といっている。自由に使えるんだったら何でもいい」としたが、「道路にしか使っちゃいけない交付金だと今までと変わらない」とも述べた。

 道路族は「首相は中途半端なことは言わない方がいい」(脇雅史参院議員)などと不満が収まっておらず、暗闘はまだまだ続きそうだ。

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08年度税収減の補てんで国債発行せざるを得ない=中川財務・金融相

トムソンロイター2008年11月21日(金)14:41

 [東京 21日 ロイター] 中川昭一財務相兼金融担当相は21日、日本外国特派員協会の講演で、2008年度の税収減の補てんのために国債を発行せざるを得ないとの認識を示した。

 ヘッジファンド規 制に関連しては「規制することはあっても規制をこれ以上緩めることはない」との方針を示した。為替相場について「急激な市場の変動は好ましくない。そのた めに、取るべき対策は取っていかなければならない。われわれに与えられた権限の中で、急激な変動には断固として対処しなければならない」と述べた。

  中川財務・金融相は2兆円の給付金を柱とする追加経済対策について「赤字国債を発行しない。発行すれば数兆円単位になり、マーケットへの影響がないわけで はないので、その判断をとった」と述べた。この一方で「2008年度の税収は非常に落ち込んでいる」との認識を示し「この税収減の補てんのために国債発行 しないとは決めていない。つまり、する可能性があり、せざるを得ないということだ」とした。

 地方銀行の経営については「日本の地銀のうち 9割以上が赤字だ」との認識を示した。金融監督当局として、地銀の合併・再編を促す考えがあるかどうかと問われたのに対しては「体力をつけるために各金融機関がどう判断するか経営者が考えること。10数年前のように国の力で合併させたり潰したりするほど痛んでいない。健全な日本の金融システムの下で、この 赤字をどうやってなくしていくか、各金融機関の努力を金融行政としてみていく」との姿勢を示した。 

 (ロイター日本語ニュース 村井 令二記者)

個別具体的な話出す前に、2次補正予算出せっつーの!

「郵政株凍結」パンドラの箱開けた? 民営化派、旧造反組 路線闘争再び

産経新聞  2008年11月21日(金)08:05

 麻生太郎首相が19日に行った郵政、道路、医師をめぐる発言で、与党から相次いで批判を浴び、求心力低下を招きかねない事態となっている。中でも日本郵政グ ループ各社の株式売却の「凍結」発言には、小泉構造改革路線を支持する「改革派」「小泉チルドレン」が反発。逆に郵政民営化に反対してきた旧造反組は勢い づいており、衆院選をにらんで党内の路線闘争が再燃しそうだ。首相は自らの発言で「パンドラの箱」を開けたのか…。(加納宏幸)

 「首相の発言は誤解を招く点が多々ある。訂正してほしい。郵政民営化をひっくり返すことは、われわれが今までやってきたことの全否定になる」

 中川秀直元幹事長は20日の町村派総会で首相を痛烈に批判した。改革路線の継承者を自任する中川氏には民主、社民、国民新の野党3党提出の株式売却凍結法案の与党協議が脅威に映っている。「売却凍結で民営化が頓挫しかねない」(若手)からだ。

 首相は小泉内閣の総務相当時、郵便事業の国際物流への参入重視の民営化路線を志向したが、竹中平蔵元郵政民営化担当相らが金融部門重視の民営化を進めた経緯がある。「この事情が発言につながった」(政府関係者)との見方がある。

 首相は20日、記者団に「株が安い時になんで売るんだという話をしただけ」と、法案と無関係に発言したと説明。河村建夫官房長官も会見で「首相は『国営化するわけではない』と明言している。改革をやめるものではない」と述べた。

 ただ、衆院総務委員会では自民党も賛成して同法案の修正を協議する小委員会設置が合意済みだ。

 「党は郵政票ほしさに郵政選挙を否定するのでは」と“小泉チルドレン”から問われる中川氏は「法案には断固反対だ。100人くらい造反する」と周辺に語る。自民党は来週、郵政見直しのプロジェクトチームを発足させるが党内対立は激化しかねない。

 「『これ以上、話すな』と言いたいが注意しても止まらないだろうな。“みぞゆう”な総理だよ」

 降ってわいた自民党の混乱に公明党幹部の1人は、首相が「未曾有(みぞう)」を読み違えたことを使ってこぼした。

 中川氏は20日夜、伊吹文明元財務相ら町村、伊吹両派幹部と会談、「麻生政権を支えるが、(首相に)もっと自覚してもらわねばならない」(出席者の1人)との認識で一致した。


元来、失言やら言い間違いやらは、大した話じゃないのに、こうまで続くと問題視せざるを得ないってのが、みんなの認識なのかな? この程度でぶっ潰れる郵政民営化なんだったら、中川カバとっとなんざ存在そのものを全否定してやればイイと思うけど....。