日曜日, 11月 02, 2008

消費税、2010年代半ばに10%に届く必要=経済財政相


トムソンロイター 2008年11月2日(日)13:22

 [東京 2日 ロイター] 与謝野馨経済財政担当相は2日のNHK番組で、消費税増税について社会保障の安定財源確保のためにやむを得ないとの認識を示した上で、段階的に引き上げ、「2010年代半ばに10%まで届いていないと日本の財政が先にパンクする」と述べた。

  麻生太郎首相が3年後の消費税引き上げに言及したことについて与謝野担当相は、2015年度には医療・年金・介護関連の社会保障関係費が約6兆円増大する との試算をあげ「カネがどこからか出てくるみたいないい加減な話をして、国民に安心感をもってもらうことはあり得ない。社会保障、特に医療・年金・介護に ついては、国民の全ての人に薄く広く負担していただくことが大事だ」と指摘。

 引き上げの時期と幅について「2011年ごろまでは全く上げ る状況にはない」とし、その後「GDPもプラスになり、潜在成長力が実際の経済に反映される状況が続くなかで、一辺に5%上げることは無理で、段階的にお 願いして、最後は、2010年代半ばには10%まで届いていないと日本の財政が先にパンクする」と述べた。

 また、政府の追加経済対策の柱である定額給付金について、与謝野担当相はあらためて高額所得者を対象外とすべきだとの認識を示した。

 麻生首相は30日の記者会見で「全世帯」への支給を表明。与党間調整でも事務手続きの煩雑さから高額所得者を対象外とするなどの所得制限を設定することは断念していた。

  しかし、与謝野担当相は「生活支援という名前が付いた以上、生活支援の名に相応しい全世帯に給付するのが正しい解釈だ。2000万円も3000万円もも らっている人に生活者支援はもともとおかしい。生活支援を必要とする全世帯にしかるべき給付金を出す。これが、普通の常識的考え方だと思う」と述べ、首相 との考え方に食い違いはないと強調。「世の中に不公平感が残るような給付金の配布の仕方は避けなければならない」と語った。

 公明党の山口那津男政調会長も「生活支援なので、生活の状況が大変な方により厚くいくようにしたほうが良い」と述べ、高齢者や子育て世帯への支援を厚くすべきとの考えを明らかにした。

与謝野馨Official Web Site
「消費税」について(goo Wikipedia 記事検索)

関連ニュース


共同通信  2008年11月2日(日)16:37

 追加経済対策に盛り込んだ2兆円の定額給付金の支給で高額所得者を制限する案について中川昭一財務相は2日、「そうあるべきだと思うが手続きが複雑になる。迅速性が大事だ」と述べ、否定的な見解を示した。都内で記者団に語った。一方、与謝野馨経済財政担当相はテレビ番組で「2000万円も3000万円ももらっている人に生活支援というのはおかしい」との考えを強調し、見解の相違が際立った。

関連ニュース


背反ニュースを並べた訳ではなく、NHKの番組に出てた写真のオッサンの記事を並べたに過ぎない。とは言え、この話だけ取り立てて考えると、財務大臣は何様かと思わざるを得ない。
ついでなので、その財務相を中心に据えた記事を一発

定額給付金の所得制限「手続き煩雑」 中川財務・金融相

朝日新聞 2008年11月2日(日)21:15

 高所得の世帯も対象にすべきかどうか――。政府の新総合経済対策に盛り込まれた総額約2兆円の生活支援定額給付金について、閣内で意見の違いが表 面化している。与謝野経済財政相が高所得者を除くよう繰り返し発言しているのに対し、中川財務・金融相は2日、高所得者を対象から除くことは事務手続きが 複雑になるため難しいとの見方を示した。

 中川氏は民放の番組に出演したあと記者団に対し、与謝野氏が定額給付金に所得制限を求めているこ とについて「私も本当はそうあるべきだと思うが、手続きが複雑になる」と述べた。生活支援に向けて早期の支給を目指すためには、手続きが簡略化できるよ う、全世帯を一律に対象とすべきだとの考えだ。

 一方で与謝野氏は、一定の所得制限を設けることを主張。2日のテレビ番組でも「2千万円も3千万円ももらっている人に、生活支援というのは元々おかし い」と述べ、所得が1千万円程度より少ない世帯を対象とすべきだとの考え方を示した。バラマキ批判を和らげたいとの狙いがあるとみられる。

 麻生首相は全世帯を対象に、4人家族で6万円前後を給付する方針を示していたが、所得制限をするかどうかが今後の焦点となりそうだ。

関連ニュース

0 件のコメント: