木曜日, 1月 01, 2009

小沢代表 インターネット生放送「日本は変わる!年越し1万人ネット生討論~日本の希望を語る~」に出演


 小沢一郎代表は1日午後、東京・原宿のアメーバスタジオでインターネットサイト「ニコニコ動画」の公開生放送「日本は変わる!年越し1万人ネット生討 論~日本の希望を語る~」に生出演。紺青色の和装姿で登場した小沢代表は、初詣帰りの人々でにぎわう街に色を添え、日本の将来に向け希望を語った。
 31日に引続きまさに年越しの形での討論となった同日の放送では、2009年はどんな年になるのか、日本の仕組みは変わるのか、を中心にトークを展開。 この日はニコニコ生放送だけでなく、収録場所の「AmebaStudo(アメスタ)」番組ホームページでも同時放送。視聴しているユーザーをつなぐコネク ターは前日に続きジャーナリストの角谷浩一氏が務め、あわせて、ユーザーの書き込み、アメーバスタジオのチャットでのコ
メントを紹介するコメンテーターと して上原さくらさんが出演。リアルタイムで行われたアンケートでは、民主党の主張、方針に対し、「本当に実現できるのか」との懐疑的な意見も寄せられた が、小沢代表は丁寧に、熱く実現に向けての思いを語り、国民の声と向き合った。
 冒頭、今年の日本の政治の見通しについて「自公政権が金融危機、不景気、という大変化に対応できなくなっている。国民の皆さんもこのままでは困る、変え てくれという考えの方が多いのではないか」と指摘。そのうえで「国民の皆さんの支持を受けて、国民に顔を向けた『国民の生活が第一。』の政治を実現した い」と決意を語った。同時に「主権者がいつでも政権を変えることができるのが民主主義のいいところ」と述べ、本来の民主主義の機能を活かし、国民の皆さん 自身が1票1票で政権を変えることができるという強い意志、自分たちで政権をつくるという意識をもって選挙で主権者として判断してほしいと呼びかけた。
 小沢代表はまた、予算の作り方を例に、自民党政治は官僚機構の上で行われ、役所主導のもとに、国民のためにやりたい政策ではなく、役所の中でやるべきも のとして上がってきたものを優先的に処理しているだけだと解説。そうした現状に対して民主党は、役所で作る予算を前提にするのではなく、政治家主導で国民 に約束した政策を優先的に実現し、税金が何に使われているかを明確
に検証できるようにしていくと説明。予算の作り方を変え、国民のために有効に使えば、財 源はあり、確保できると力説した。
 そのほか、日米関係にも言及し、今の主従関係では同盟国とはいえないと指摘したうえで、そうした現状について「政権交代したら米国との関係を対等にした い」と表明。同様に、韓国、中国との領土問題についても、歴史的事実を究明することの必要性を述べたうえで、従来から主張する外交方針を強調した。
 ネットアンケートにおいて、民主党政権に期待することとして、税金のムダ遣い根絶が挙げられたことを受けては、天下り、特殊法人等を原則的に廃止にする と明言。その一方で、身分保障の必要性にも言及し、天下りによる業者との癒着、談合をなくすことでムダ遣いは根絶できるとして、官僚制度を徹底的に改革す る決意を重ねて述べた。
 ネットアンケートでも関心の高かった雇用問題については、終身雇用型をベースにして労働者を守る日本型の雇用制度をつくるとの考えを明示。昨年3月期ま で史上最高の利益といわれていたほどの状況下にあったことを踏まえれば、企業にはおそらく、内部留保したお金があると指摘するとともに、ワークシェアリン グをしてお互いの雇用を守るべきだとの持論を展開した。
 小泉政権の下、規制緩和を推進し働き方を歪め、派遣、非正規労働者が増加した現状に対し、制度的見直しと、不景気になった時にお互いの助け合い精神が必 要であると分析。そうした考え方に立って、日本の働き方、新しい雇用のシステムをつくるとして、雇用の分野においても社会保障制度、安定して生涯を送れる 最低限の生活をみんなの力で保障していくべきだと強調した。
 米国でオバマ新大統領がまもなく誕生することについては「米国民はまだまだ健在という強い印象を受けた」と米国民の判断を讃え、オバマ政権がダメならま た変えればいいと変革の必要性を指摘。参議院選挙で民主党が勝利したことの成果や、さらには15年前には自民党政権に終止符を打ち、細川連立政権が誕生し たことで小選挙区制度が導入されたことを取り上げ、国民の選択で政権交代を実現しやすくなったとの見方を示し、国民が声を上げた効果の一例として改めて紹 介、国民が思いを一票に託して政治の仕
組みを変えることが国民主権の第一歩であると述べた。そのうえで、「政治家を堕落させるのは国民、ダメだと思ったら 変えなければいけない」とも加え、国民に一票を行使する重要性を改めて訴えた。
 番組途中では、お笑い芸人・デンジャラスが飛び入りゲストとして登場。ノッチが米国のオバマ次期大統領のモノマネ、相方の安田氏がSP役を務めネタを披 露すると、小沢代表も思わず「ほんとに似ている」とコメント。ノッチのリクエストに応えて、、オバマ次期米国大統領にならって「イエス・ウィーキャン」と ポーズも決め、お正月らしいにぎやかで明るい雰囲気の中、「面白かった」と感想を残して小沢代表はスタジオを後にした。


事実認識ってレベルで....。

政権交代で「国民の生活が第一。」の政治実現へ 小沢代表が決意表明
 小沢一郎代表は1日夕、東京都内でインターネット番組の出演後に記者団の質問に答えた。
 小沢代表ははじめに、2009年の抱負を問われると、「国民の支援、総選挙によって、本当に国民に目を向けた政治、『国民の生活が第一。』の民主党政権 ができることを心から期待する。また、そのために全力で頑張らないと、と思っている」と、政権奪取に懸ける決意を表明した。
 これに関連して、次期衆院選挙の開催時期はとの質問には、「わかりません。いつあっても不思議ではない」との認識を示した。
 番組内で言及した雇用制度の見直し、ワークシェアリングの必要性については、企業の内部留保の活用が前提としたうえで、残った正社員が労働時間を短縮 し、その結果給料が減ることになったとしても、職を失った人々に対してお互い助け合うことが大事であると主張。「自分が拠出してでも社員が助け合おうと主 張すれば会社もお金はあるのだから対応せざるを得ないだろう」と述べ、苦しいけれどここは切り抜けようと言う相互扶助の精神が必要であると強調。「会社も 個人もあまりに利益第一主義、自分中心主義になり過ぎているのではないか」と現代の日本社会の問題点も併せて指摘した。

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