木曜日, 11月 27, 2008

小沢氏 解散風あおる 抜き打ち視察 九州入り 陣営引き締め狙う

西日本新聞2008年11月27日(木)10:30
 次期衆院選に向け、民主党公認の新人事務所を抜き打ちで回っている小沢一郎・同党代表が26日、熊本、鹿児島両県の4事務所を訪問した。麻生太郎首相が 解散を先延ばしする中で、気の緩みを引き締めるのが狙いだ。「頑張って政権を変えよう」。初めての九州入りでも、各地で勝利への執念をにじませた。
 「大変は大変だけど、大変につける薬はない。しっかり死に物狂いで頑張ってください」
 同日午前、熊本県菊陽町にある熊本3区の新人事務所。「ポスターがそのまま抜け出てきたかと思った」と驚くスタッフを前に、小沢氏はいすに腰掛け情勢説明を求めた。運動状況の報告に耳を傾けながら「候補者が一番大変だ」。5分ほどで事務所を後にした。
 午後には鹿児島へ。「近いうちに総選挙は必ずある」。鹿児島市の新人事務所(鹿児島2区)では緊張感を維持するよう指示。霧島市の事務所(鹿児島4区)ではスタッフから「支持の輪が広がっている」と説明を受けると大きくうなずいた。

  小沢氏の抜き打ち視察が始まったのは9月。党独自の情勢調査で都市部での苦戦が判明し、都内の事務所を視察したのが始まりだった。10月30日に麻生首相 が、衆院解散先送りを表明すると一気に加速。愛知、大阪、青森、高知など各府県を立て続けに訪問し、ハッパを掛けて回った。
 抜き打ち視察について党幹部は「臨戦態勢を維持することで解散風をあおる狙いがある」と解説する。しかし麻生首相は景気対策を最優先としており、解散は遠のいたとの見方も広がっている。

 視察中に取材に応じた小沢氏は「根本的に政治を変える。オバマ氏ではないが『チェンジ』。変えるしか(国の)回復の道はない」。28日に開かれる麻生首相との初の党首討論では、首相の言行不一致を突き、あらためて早期解散を迫る構えだ。 (東京報道部・久保田敦)

■首相は12月九州に 6、7日に長崎、熊本
 麻生太郎首相は遊説のため12月6、7日に長崎、熊本両県入りする方向で調整している。実現すれば首相就任後初の九州入り。今月29日には小沢一郎民主党代表の出身地、岩手県を訪れ足元を揺さぶる方針だ。
 自民党関係者によると、12月6日は激戦が伝えられる衆院長崎2区の久間章生元防衛相を応援。同7日は熊本・天草などを訪れる計画という。
  麻生氏は首相就任前の約1年間に160回超の講演や視察を重ね、地方の「麻生人気」につなげた。地方遊説を今月再開したのは、次期衆院選に向け、あらため て地方重視の姿勢を示す狙いとみられる。道路特定財源の配分をめぐる迷走や失言で、“選挙の顔”として疑問符が付きかねない状況だけに、なお人気の高い地 元九州で健在ぶりをアピールしたい思惑ものぞく。(東京報道部・川原田健雄)
=2008/11/27付 西日本新聞朝刊=

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良し悪しの問題はともかく、結局解散総選挙睨んだ動きが、活発になっただけなんでしょ? 言い飽きたけど「政策」どこいった?

「首相の言葉はウソ」小沢代表、党首討論に意欲

朝日新聞2008年11月26日(水)19:11
 民主党の小沢代表は26日、熊本県菊陽町で記者団に対し、麻生首相が2次補正の今国会提出を見送ったことについて、「国民に対する大変な背信、裏切り行為だ。首相の言葉がまったくウソで、結局自分の保身でしかなかった」と批判した。
 小沢氏はまた、「今からでも遅くない。賛成は致しかねるが、いたずらに審議を延ばすつもりはない」と述べ、28日の党首討論で、改めて2次補正の今国会提出を求める考えも明らかにした。

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地方周ってると手応え感じるのかな? 無党派層は、ほぼ白けてると思うぞ。
どーでもイイから、景気良くしてくれ!

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