金曜日, 12月 19, 2008

追加利下げ見送りの公算=企業資金繰り支援拡充へ-日銀


時事通信 2008年12月19日(金)04:30
 日銀が19日に開く金融政策決定会合で、追加利下げを見送る公算が大きくなった。16日に米国が事実上のゼロ金利政策に踏み切り、金融市場では日銀の追加利下げ観測が高まった。しかし、10月末に続く利下げの効果を疑問視する声が日銀内に根強い上、政府内にも「今は企業金融の円滑化策が最優先」として、利下げより企業の資金繰り支援を重視する意見が強まっている。
 日銀は、19日の外国為替市場株式市場の動向も見極め、最終的な政策対応を決定。同日の会合では、従来「停滞感が強まっている」としていた景気判断も「悪化している」に下方修正する見通しだ。
 日銀は、10月31日に政策金利を年0.5%から0.3%に引き下げたばかり。その効果の見極めも不十分なまま追加利下げを実施することには抵抗 が強く、「必要なのは利下げではなく、信用不安の解消」(幹部)などと主張してきた。ただ、日米の政策金利水準の逆転で、18日の東京市場では1ド ル=87円台まで円高が進行、長期金利も追加利下げを織り込んで大幅に低下した。利下げを見送れば、円高が急速に進む可能性もあり、日銀は難しい判断を迫られる。



追加利下げ、焦点に=19日の決定会合で判断-日銀
時事通信 2008年12月18日(木)02:30
 米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅利下げで事実上のゼロ金利政策を導入したことを受け、日銀が18日から2日の日程で開く金融政策決 定会合では、追加利下げに踏み切るかが最大の焦点に浮上した。日米の政策金利水準が逆転したことから円高が進み、17日の金融市場では日銀への利下げ期待 が急速に高まった。日銀内には「いま問題なのは金利でなく、信用不安」などとして利下げ効果を疑問視し、企業の資金繰り支援策に重点を置くべきだとの意見 も根強く、難しい判断を迫られている。
 17日の東京外国為替市場では一時1ドル=88円台前半まで円高が進展、国債市場でも流通利回りが急低下し、利下げを催促する動きが強まった。政府内でも日銀に対し「総合的な金融政策を取ることを期待している」(河村建夫官房長官)などと利下げを求める声が大きくなっている。


結果、どーなるんだろう?

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