金曜日, 12月 26, 2008

「生活防衛予算」と首相強調 給付金分離は否定


朝日新聞2008年12月24日(水)13:49
 麻生首相は24日、首相官邸で記者会見し、09年度予算案を「生活防衛のための大胆な実行予算」と呼んだうえで、「早期に成立させ、実行することこそが 最大の景気対策」と述べ、定額給付金などを盛り込んだ08年度第2次補正予算案などとあわせ、通常国会で早期成立をめざす決意を強調した。
 首相は「経済危機から国民生活を守ることができるか、
国会の意思と覚悟が問われる。いたずらに結論を先送りする余裕はない」と、野党側を牽制(け んせい)。民主党が求める2次補正からの定額給付金の分離については「今その考えはありません。(政府案は)ベストな案だ」と応じない考えを明示した。 「減税法案を通すために3分の2を使うことに、国民から反発が出るでしょうか」とも述べ、野党が反対するなら、予算関連法案は衆院での再可決をしてでも成 立させる考えを示した。
 首相はまた「一部には、選挙だ、連立だ、政界再編だといった議論があるのは承知しているが、100年に1度と言われる経済危機のまっただ中で、そんなことを言っている場合ではないし、ありえない」と語った。
 閣議決定した中期プログラムについては「短期は大胆、中期は責任と申し上げている。その具体化の一歩を踏み出すことができた」と強調。「公明党の 理解をいただいた上で決めた。この話でごちゃごちゃもめるようなことにはならない」と述べ、今後の自公関係に影響はないとの見通しを示した。
 首相は会見で、臨時国会で成立した08年度第1次補正予算と、通常国会に提出する2次補正と09年度予算・税制改正を「景気対策3段ロケット」に見立てたパネルを使って具体的内容を説明した。

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首相、11年度の消費税上げで「責任ある政治」強調
読売新聞2008年12月24日(水)14:24
 麻生首相は24日午前、首相官邸で記者会見し、社会保障費の安定財源を確保するため、2011年度から消費税率を引き上げる考えを改めて表明した。
 その上で、税財政改革への筋道を示した「中期プログラム」に、消費税率の11年度からの引き上げを明記したことに関連し、「責任ある政治というもので、国民にお願いするということだ」と述べ、次期衆院選の自民党の公約に反映させる考えを示した。
 民主党が08年度第2次補正予算案から定額給付金の切り離しを求めていることについては、「今その考えはない。ベストの案だと思って作り上げた」 と拒否した。民主党は、定額給付金を切り離さない場合は、来年1月5日召集の通常国会の代表質問(6、7日を予定)に応じない方針を明らかにしている。
 また、「(衆院)選挙だ、連立だ、政界再編だと言う議論もあるが、100年に一度という経済危機のまっただ中にある。そんなことを言っている場合ではないし、あり得ない」と述べ、当面は衆院解散・総選挙はないとの考えを示した。

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今更ながら腹立ってきた!
仕事しろよ仕事!

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