日曜日, 12月 28, 2008

平成20年、鬼籍に入った政治家


産経新聞 2008年12月27日(土)08:05
 福田康夫前首相が辞任し、代わって麻生太郎首相が誕生したものの、世界的な金融危機への対応に追われた平成20年の政界。その陰で、かつて表舞台で活躍した多くの政治家が惜しまれつつ鬼籍に入った。
 自民党では、参院議長まで務め国政引退後、埼玉県知事となった土屋義彦氏が10月5日に82歳で死去した。
 知事時代に、浦和など3市合併によるさいたま市誕生や、同市の政令指定都市移行などに尽力し、全国知事会長も務めた。長女が15年に、東京地検特捜部に政治資金規正法違反容疑で逮捕されると、「土屋王国」は瓦解。同年、辞職に追い込まれた。
 同じく参院議長まで上りつめた井上裕氏は6月22日に80歳でこの世を去った。14年4月に公共工事の口利きをめぐり秘書が逮捕された責任をとって議長を辞任し、翌月、議員辞職した。
 衆院議員を務めた森清氏は6月24日に83歳で帰らぬ人に。改憲派の理論的支柱の一人だった。
 共産党では、元副委員長の上田耕一郎氏が10月30日、81歳で死去した。上田氏は不破哲三前議長の実兄。ロッキード事件やリクルート事件をめぐる国会論戦で自民党を追及するなど党内切っての論客だった。
 今年の共産党は、プロレタリア文学を代表する小林多喜二の小説『蟹工船』ブームに乗って党員を拡大。この流れを見届けるかのように去っていった。
 国民新党の 参院議員だった田村秀昭氏は1月4日、75歳で亡くなった。民主党の小沢一郎代表と行動を共にし、自民、新生、新進、自由、民主の各党を経て17年、国民新党の結成に参加。19年秋の叙勲で旭日重光章が内定していたが、防衛専門商社「山田洋行」との関係が表面化し辞退した。
 元社会党衆院議員の上田哲氏は12月17日、80歳で死去した。5年の衆院選で落選後、「護憲新党あかつき」を結成するなど、革新勢力の結集に尽力した。


土屋義彦 (goo Wikipedia 記事検索)
上田哲 (goo Wikipedia 記事検索)


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割と存じ上げない方もいらしたんですね....。
謹んでご冥福をお祈り致します。

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