木曜日, 12月 25, 2008

解散決議案「私が出そうと思った」 渡辺氏

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は25日夜、札幌市で講演し、同党提出の衆院解散要求決議案に賛成した自民党の渡辺喜美元 行政改革担当相が電話で「私が出そうと思っていた決議案ですよ」と話したことを明らかにした。衆院本会議で24日に決議案が採決された直後、鳩山氏から電 話をかけたという。
 鳩山氏は渡辺氏について「大変頼もしい男だ」と称賛し「自民党は、がけ崩れを起こしている。昨日はその1ページ目が開かれた」と強調した。


麻生首相に憤りを感じる国民の声に従い、解散・総選挙を求めていく
 小沢一郎代表は24日午後、党本部で定例の会見を行い、同日、衆院本会議で緊急雇用対策関連法案ならびに解散要求決議案が採決されたことや消費税引き上げへの考え方、次期通常国会での麻生政権への対応について、記者団に語った。
 はじめに麻生首相が、「来年度本予算が成立するまで衆院の解散をしない」と発言したことに対して小沢代表は、「本人はそう思っているだろうが、今もなお 毎日、失業者や倒産する企業が増え、国民の皆さんの声が非常に強い怒りになっている」と述べ、政権を維持するためだけの麻生内閣は、早晩国民から受け入れ られなくなるとの考えを示した。
 次に、同日衆院本会議で採決された解散要求決議案に自民党の渡辺元行革担当相が賛成したことに対して小沢代表は、「何万、何十万という国民から選ばれた 国会議員なので、自分の信念に基づいて政治行動を決めるのは当然」と所感を述べた。また自民党からの離党を促すための動きがあるかとの質問に対して小沢代 表は、「そのための候補者調整はしない」と断言した。

 続いて、消費税引き上げについて、政府・与党は3年後の引き上げを実施するとの方針を打ち出したことに対し、民主党の対応を問われた小沢代表は、「今の予算編成の仕組みを変えず、財源が足らないという考え方は我々の主張とは全く相容れない」と切り捨てた。
 その上で、「消費税を引き上げる前に、今の予算編成の仕組みを変えて合理化すること、地方分権を徹底的に行うことで新しい財源が生まれる」と主張し、国民負担だけを強いる増税には反対の姿勢を強く表した。
 最後に次期通常国会に向けて、麻生内閣を解散・総選挙に追い込む戦略について質問を受けた小沢代表は、「政局より政策と言って3カ月間、何もしないま ま、国民生活を無視した麻生首相のいい加減で無責任なやり方がまかり通っていることに、国民は憤りを感じている。国民の皆さんの『何もしないなら、早く国 民の審判を仰げ』という声を代弁して解散すべきと訴える」と答え、あくまでも国民の声に従って行動するとの考えを示した。



内閣が雇用・景気対策を妨害した
 菅直人代表代行は25日午後、党本部の定例会見で「予算が出せるのは内閣だけであるにもかかわらず、(麻生内閣は)第2次補正を出さなかった。まさに雇用、景気対策を妨害した臨時国会であった」と振り返った。
 冒頭、相馬雪香「難民を助ける会」会長の追悼の会へ出席したとして「色々な機会にご指導いただいた経緯があり、あらためてご冥福をお祈りしたい」と語った。
 臨時国会の最終日にあたっての感想については、福田前首相の突然の辞任と麻生政権の誕生から始まり、誰もが解散の国会と認識していたが、結果的に解散・総選挙が行われないまま閉幕し、麻生内閣としての法案や予算も何一つ出されなかったと指摘。
 「予算が出せるのは内閣だけであるにもかかわらず第2次補正を出さなかった、まさに雇用、景気対策を妨害した臨時国会であった。内閣自身が、麻生総理自身が、そういったやるべきことを妨害してしまった臨時国会だった。大変残念に思う」と所感を述べた。
 菅代表代行が衆院予算委員会で質問した折に、内閣法制局長官が行った答弁を撤回するという内容で、昨日、答弁書が閣議決定された問題にもあらためて言及。
 国会の場で法制局長官が撤回を拒否した答弁が、法制局長官が参加できない閣議決定の場に持ち込まれ、閣僚の決定で撤回が決まったと指摘し、質問主意書を出した公明党議員は創価学会の意向を受けていたとみるのが自然だとした。
 宗教団体が、自らが作り出した政党の力を使って、自分に都合の悪い政教分離に関する答弁を、撤回させることは、憲法20条の規定に反する行動だという見 解を示し、次期国会では、他党とも相談しながら徹底的にこの問題で議論をし、関係者の参考人招致や証人喚問も含めて実態解明に全力を挙げなければならない と強調した。
 中小企業の資金繰りを支援するための対策として、第1次補正予算で確保された信用保証枠について、年末に申し込みが急増している問題にも言及、2次補正に盛り込まれている30兆円への枠の増大は、与野党合意の上で成立することが前提になると表明。
 「定額給付金という毒まんじゅうを食べなければ、中小企業の融資枠の拡大も(2次補正と)一緒でなければできないという予算の出し方を麻生政権がしよう としている」として、政権を担当している立場の人間としてその姿勢が許しがたいことを批判し、次期通常国会が始まるまでに野党が一致して反対している定額 給付金を切り離すよう強くこの場から求めるとした。


何にもやってない臨時国会....。
誰が望んで現状があるんだ? 郵政民営化ってここまで尾を引いてイイもんなんか?

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